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簡易版EMI計測ソフトウェア「ES10/LE」を開発、販売開始【東陽テクニカ】

2021年11月29日

  

簡易版EMI計測ソフトウェア「ES10/LE」を開発、販売開始
~さまざまな産業の製品開発サイクルの短縮に貢献~

  

 株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野こうの 俊也としや 、下 東陽テクニカ)は、電磁界プローブや小型電波暗箱を用いた簡易的なEMI※1測定用として、簡易版EMI計測ソフトウェア「ES10/LE」を開発いたしました。2021年11月29日に販売とサポートを開始します。

  

【 背景/製品概要 】

~あらゆる電子機器において誤動作の原因の一つになる電磁ノイズ~
 子機器の動作に影響を与え誤動作の原因となります。そのため、電子機器を製造する企業は、その電子機器が規格で定められた限度値下上の電磁ノイズを出していないことを確認する電磁ノイズ測定を製品発売前に行っています。製品開発中においても、電磁ノイズを測定して、部品の変更や追加によりノイズ対策を行う場合もあります。

~30年以上にわたり培った知識と経験、お客様の声をもとに自社開発のEMI計測ソフトウェアを販売~
 東陽テクニカは、30年下上にわたりこの電磁ノイズ対策に関わっており、EMC※2試験用ソフトウェア開発のなかで培った知識と経験や、お客様からのフィードバックをもとに、さまざまなEMI計測ソフトウェアを開発、販売しています。1998年に販売を開始した「EP」シリーズは、多くの種類のEMIレシーバーやEMI測定の関連機器(アンテナマスト、ターンテーブルなど)に対応しており、これまでにのべ2,000本を販売いたしました。この「EP」シリーズを全面刷新し、後継として開発したソフトウェアが「ES10」シリーズです。

~「ES10」シリーズでさまざまな用途に向けたEMI計測ソフトウェアを販売、
簡易版を加えより幅広いニーズに対応~

 「ES10」シリーズとしては、これまでに放射エミッション計測用「ES10/RE」、伝導エミッション計測用「ES10/CE」、自動車・車載機器向け「ES10/VE」を開発、販売しており、4製品目となるのが、このたび販売を開始する簡易版EMI計測ソフトウェア「ES10/LE」になります。
 「ES10/LE」は、小型の電波暗箱や電磁界プローブを用いた簡易的なEMI測定に特化しており、この測定や対策を容易に、かつ短時間で行うための二つの新機能 – ①測定した電磁ノイズを従来の周波数ベースの評価だけでなく時間ベースで評価できる機能、②二つの異なる測定結果の差分を簡単に表示できる機能 – が搭載されています。①時間ベースの評価では、電磁ノイズの発生サイクルを可視化できるため、搭載部品の駆動サイクルと照らし合わせることで問題となるノイズの発生源を簡単に特定できます。また②差分表示機能は、電磁ノイズ対策を行う前後のノイズの測定結果をわかりやすく比較することができるため、ノイズ対策の効果を評価しやすくなり、作業時間の削減に貢献します。
 「ES10」シリーズにこの簡易版EMI計測ソフトウェア「ES10/LE」を加え、より幅広い電磁ノイズ対策に対応することで、今後もEMI対策や品質管理のためのEMC測定の効率化に貢献してまいります。

※1
ElectroMagnetic Interference:電子機器から放出される電磁波が他の電子機器に悪影響をおよぼす現象。EMI計測は、自製品が出す電磁ノイズを測定し、他の電子機器の正常動作に影響を与えないレベルかを確認するために実施される。 電子機器が出す電磁ノイズを規格に定められた方法で測定する計測器。

※2
ElectroMagnetic Compatibility:電磁環境両立性や電磁両立性と呼ばれる。EMC試験では、電子機器が放出する電気的ノイズが他の機器へ影響を与えないこと、外部からの電気的ノイズにより電子機器の正常動作が妨害されないこと、という二つの特性を測定し、評価する。

【 「ES10/LE」の主な特長 】
 - 『タイム・ドメイン・スキャン機能※3』を活用し近年増加している複雑な振る舞いのノイズも簡単に特定
 - 複数の測定データの比較と分析を容易にする差分表示機能
 - UIの向上
 - ユーザーの好みに応じて豊富なパターンで画面をカスタマイズ可能
 - 測定位置を最大10か所まで登録でき、それぞれの測定位置のデータの保持が可能
 
※3 測定した電磁ノイズのレベルを時間ベースで評価できる機能。

【 製品データ 】
 ■製品名  :簡易版EMI計測ソフトウェア「ES10/LE」
 ■販売開始日:2021年11月29日
 ■価格   :40万円(税別)

・製品紹介ページURL:https://www.toyo.co.jp/emc/products/detail/id=34988

< 参考資料(ニュースリリース) >

・「ES10/RE」販売開始について(2020年6月26日)
https://www.toyo.co.jp/files/user/corporate/documents/release/200626_es10_re_68039.pdf

・「ES10/VE」販売開始について(2020年11月6日)
https://www.toyo.co.jp/files/user/company/documents/release/201106_es10ve_69008.pdf

・「ES10/CE」販売開始について(2021年1月14日)
https://www.toyo.co.jp/files/user/company/documents/release/210114_es10ce_69012.pdf

<株式会社東陽テクニカについて>
 東陽テクニカは、1953年の創立下来、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新に貢献してまいりました。その事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンス、セキュリティなど多岐にわたります。5G通信の普及、クリーンエネルギーや自動運転車の開発などトレンド分野への最新の技術提供に加え、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力し、国内外で事業を拡大しています。最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
 株式会社東陽テクニカ Web サイト:https://www.toyo.co.jp/

  

本件に関するお問い合わせ先

株式会社東陽テクニカ 経営企画部マーケティング課
TEL:03-3279-0771(直通)
E-mail:marketing_pr@toyo.co.jp
「ES10/LE」製品ページ:https://www.toyo.co.jp/emc/products/detail/id=34988

  

※本ニュースリリースに記載されている内容は、発表日現在の情報です。製品情報、サービス内容、お問い合わせ先など、
 予告なく変更する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
※記載されている会社名および製品名などは、各社の商標または登録商標です。

  

  

  

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