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東海道新幹線車両向けにフルSiCパワーモジュールを適用した主回路システムを開発【三菱電機】
2015年6月25日
世界で初めて高速鉄道車両に適用し、新幹線の高性能化に貢献
東海道新幹線車両向けにフルSiCパワーモジュールを適用した主回路システムを開発
三菱電機㈱は、3.3kV／1500A大容量フルSiC※1 パワーモジュール※2 を適用した主変換装置に主電動機と組み合わせた主回路システムを開発し、東海旅客鉄道㈱の東海道新幹線N700系車両に搭載され、走行試験を開始しましたのでお知らせします。
高速鉄道向け主変換装置に大容量フルSiCパワーモジュールを適用しての走行試験は世界初※3 です。当社は今後、主回路システム全体の設計最適化を図り、さらなる小型・軽量化と省エネ化を目指します。
※1 ： Silicon Carbide（炭化ケイ素 ： 炭素とケイ素の化合物）
※2 ： 今回のパワーモジュール開発の一部は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の委託研究と
して実施したものです
※3 ： 2015年6月25日現在、当社調べ
フルSiCパワーモジュール適用により期待される効果
電力変換効率の高いフルSiCパワーモジュールの採用により、主回路システム全体の省エネ化・小型化・軽量化を実現し、新幹線のさらなる性能向上に貢献します。
1． 架線からの電力を変換する主変換装置を小型・軽量化
・ 交流架線からの電力を主電動機に供給する主変換装置に、フルSiCパワーモジュールを適用し、外形寸法を約55％、重量を
約35％削減※4
※4 ： 従来品比、設計を最適化した場合の当社想定値
2． 主変換装置と組み合わせる主電動機を小型・軽量化
・ フルSiCパワーモジュールの適用により主変換装置の効率が向上するため、組み合わせる主電動機が小型化でき、重量も約
15％削減※4
納入品の概要
製品担当
三菱電機㈱
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