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世界初の量産型可変圧縮比エンジン「VC-T」を開発【日産自動車】
2016年8月15日
本件は、香港現地時間8月14日(木)に、インフィニティモーターカンパニーが発行したプレスリリースの抄訳です。
日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は、14日、世界初となる量産型可変圧縮比エンジン「VC-T」を開発し、同社の高級車ブランド「インフィニティ」のモデルに搭載すると発表しました。
20年以上もの期間をかけて開発した新型4気筒2リッターターボエンジンは、内燃機関の技術革新をなし遂げました。
インフィニティモーターカンパニー社長のローランド・クルーガーは、「可変圧縮比技術により、インフィニティは次なるステップへと踏み出しました。それは、内燃機関エンジンの効率を最適化する上での新たな革命的ステップです。今回の技術革新により、高効率と高性能を両立した新たなエンジンが現実のものとなりました。」と述べました。
可変圧縮比技術は、内燃機関エンジンの歴史に新たな1ページを開きます。同技術によってピストンの上死点の位置をシームレスに変化させることが可能となり、圧縮比は8:1(高性能)から14:1(高効率)の間で自在に変えることができるようになりました。運転状況に応じてエンジンの制御ロジックは、自動的に最適な圧縮比を選択します。また同技術は、燃料消費量と排出ガスの大幅な削減、騒音や振動レベルの低減など、多くのメリットがある上に、既存のエンジンに比べ軽量かつコンパクトでもあります。
VC-Tエンジンに関する詳細は、来月9月29日に開幕するパリモーターショーで、現地時刻12:30より行うインフィニティのプレスカンファレンスにて公開致します。
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