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大型観光バス「エアロクィーン」と「エアロエース」を新発売【三菱ふそうトラック・バス】
2014年9月12日
● 「アシンメトリックターボチャージャー」と「電子制御可変流量ウォーターポンプ」を採用し、燃費向上を追求した最新の6R10エンジンを搭載
● 従来車に対し重量車モード燃費値を最大5%向上※1
● ECOドライブモードを新規設定し、省燃費運転をサポート
● プラズマクラスターイオン※2発生装置と抗菌シート生地により快適性能を向上し、上質な室内環境を提供
三菱ふそうトラック・バス㈱(代表取締役社長・CEOアルバート・キルヒマン、本社:神奈川県川崎市、以下:MFTBC)は、安全・快適装備を充実した、大型観光バス「エアロクィーン」と「エアロエース」を一部改良し、全国の三菱ふそう販売会社及び三菱ふそう地域販売部門から発売します。
大型観光バス「エアロクィーン」と「エアロエース」は、これまでの安全装備に加えて、最新型エンジンの搭載、ECOドライブモードの設定などにより燃費の向上を実現しました。さらに、プラズマクラスターイオン発生装置の標準化、抗菌シート生地の標準化、室内灯のLED化などを実施し、快適性向上をはかり上質な室内環境を提供します。
当社の大型観光バスは、運転注意力モニター「MDAS-III」、車間距離警報、車線逸脱警報装置、衝突被害軽減ブレーキ「AMB」などの事故を未然に防ぐ「アクティブセーフティ」技術から、事故発生に備える「パッシブセーフティ」技術まで最先端の安全技術を全車に標準搭載し、お客様の安全運転を支援します。
1. 商品特長
(1)燃費向上を追求した最新の6R10エンジンを搭載
ダイムラーグループの大型エンジンで幅広く採用されている、「アシンメトリックターボチャージャー」をバスとして新規に採用しました。この採用により、燃費を向上するとともに、尿素水(AdBlue®)※3消費量を大きく低減します。
「電子制御可変流量ウォーターポンプ」採用により、効率的なエンジン冷却を実現するとともに、ポンプの駆動損失を低減し燃費向上に寄与します。
(2)「ECOドライブモード」を新規設定
燃費向上に貢献する「ECOドライブモード」を、全車に標準採用しました。「ECOドライブモード」ON時は、省燃費エンジン制御モードに設定が切り替わり、加速時に必要以上にアクセルペダルを踏み込んだ場合など燃費が悪化する状況では、エンジン出力を制限し、省燃費運転をサポートします。
(3)プラズマクラスターイオン発生装置と抗菌シート生地を標準採用
プラズマクラスターイオン発生装置を標準採用しました。この事により、室内の浮遊カビ菌を除菌することができ、室内環境の向上をはかりました。
また、新たに抗菌シート生地を採用し、快適性能を高めています。
(4)LED照明の採用
室内灯及び路肩灯にLED照明を採用し、環境と安全性向上に配慮しました。
(5)その他
・ UVカットガラスを新規オプション設定しました。
・ 車両後面窓をポリカーボネート化し、車両重量の軽減をはかりました。
・ エアリファイナーを床下直冷車にオプション設定しました。塵、埃、花粉等を静電フィルターにより除去し、
プラズマクラスターイオン発生装置と組み合わせて、より高レベルの室内環境性能を実現しました。
2. 目標販売台数
大型観光バス「エアロクィーン」&「エアロエース」 600台/年
3. 車両スペック及び東京地区販売価格 (消費税含む : 消費税率8%)
今回の新型大型観光バス「エアロクィーン」および「エアロエース」発表について、MFTBCバス事業本部長の橋口博光は、
「新型“エアロクィーン”、“エアロエース”は、安全性、経済性を大幅に向上し、プレミアムな室内環境を提供できる、三菱ふそうバスのフラッグシップにふさわしい、最先端の技術を結集したプレミアムバスです。
当社は車両開発にあたり、開発担当者自らがお客様の元へ足を運び、お客様の要望・意見を伺い、開発へフィードバックする活動を推進しています。これからも、お客様の声を聞き、お客様のための車両開発を継続してまいります。」と、述べました。
※1 : 16トン超クラス
実際の走行時にはその走り方や条件(気象、道路、車両、運転、架装ボディ、整備等の状況)が異なってきますので、それに応じて燃費は異なります。
※2 : プラズマクラスターは、シャープ㈱の登録商標です。
※3 : AdBlueは、ドイツ自動車工業会の登録商標です。
MFTBCは中期経営目標である「FUSO 2015」を2011年に策定しました。5つの柱からなるゴールの一つである「業界をリードするグリーン・イノベーション(環境貢献企業)」では、「2015年までCO2排出量7.5%削減」を目標にしており、環境・燃費性能に優れた商品をお客様に提供して参ります。
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