ニュース

下⽔バイオガス原料による⽔素創エネ技術実証事業の⽔素ステーション建設起⼯式が⾏われる【三菱化工機】

2014年8月8日

三菱化工機㈱(本社:川崎市川崎区大川町2番1号、取締役社長:山中菊雄)は、国土交通省の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)に採択された下水バイオガス原料による水素創エネ技術実証研究の実証設備となる水素ステーション(仮称:HyLeC福岡水素ステーション)の起工式を、建設予定地である福岡市中部水処理センター内 (所在地:福岡市中央区荒津二丁目2番1号)にて、7月31日に執り行いました。

国土交通省では、下水道事業におけるコスト縮減、再生可能エネルギー創出等を実現する新技術の普及のためBDASHプロジェクトを実施しており、本実証事業は、平成26年度の下水汚泥から水素を創出する創エネ技術として採択されました。
また、本実証事業は、福岡市、九州大学、豊田通商株式会社、三菱化工機株式会社の共同研究体で取り組んでおります。

本実証事業では、2015年から一般販売が開始される燃料電池自動車(FCV)の普及に向け、都市部の下水処理場で発生する下水バイオガスを原料として製造した水素を供給するまでのシステムを建設し実証するものです。下水バイオガスは、化石燃料と違いカーボンニュートラルな再生可能エネルギーであり、製造工程で発生するCO2を分離回収・利用することでカーボンポジティブなシステムになります。下水バイオガスから水素を製造し、供給する水素ステーションは全国で始めてのものです。

下図は、下水処理場より発生する下水バイオガスを原料に水素を製造するシステムの将来展望ですが、製造した水素を燃料電池自動車に供給したり、水素出荷設備を設け製造した水素を他の水素ステーション(オフサイトステーション)へ運搬したり、また水素製造の工程で発生するCO2を回収し、農業への利用を図るといった展望が考えられます。
このように、下水処理場を中心とした地産地消の水素供給設備により、社会により多角的な貢献が出来るものと考えています。







三菱化工機株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#三菱化工機
#水素ステーション
#インフラ
#2014年8月8日