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車載レーダー・アプリケーション向けに道路の危険を素早く検出するAFEセンサ・テクノロジを発表【日本テキサス・インスツルメンツ】
2014年6月26日
競合製品と比較して、消費電力を30パーセント以上削減しながら、
サンプリング速度を倍増する4チャネル内蔵のアナログ・フロントエンド
日本テキサス・インスツルメンツは、ADAS(先進運転支援システム)向けに、業界最高速、最小の消費電力を提供するベースバンド・レシーバAFE(アナログ・フロントエンド)製品を発表しました。今回発表された4チャネル内蔵の『AFE5401-Q1』は、実装面積の制約とレーダーの高性能化によって、より高帯域、高い統合性と低消費電力が求められる、次世代の車載用レーダー・アプリケーション向けに設計されました。
既存のソリューションと比較して、サンプリング速度と帯域スペクトラムを倍増する『AFE5401-Q1』は、最高速度領域においても、素早い位置と速度の識別機能を実現します。また、消費電力を30パーセント削減、基板実装面積を20パーセント削減します。『AFE5401-Q1』の詳細、サンプルおよび評価モジュールのご注文については、http://www.tij.co.jp/afe5401-pr-jpから参照できます。
『AFE5401-Q1』の特長と利点
・ インテリジェントな検出機能 : 互いに独立した4チャネルを内蔵、同時のモニタが可能で、入力のレーダー信号から正確な方向を識別。このことで、車載のレーダー・システムは、障害物の位置や、その移動状況、そして素早い対応の必要性などについて、インテリジェントな判定が可能
・ クラス最高の位置と速度の識別機能 : 各チャネルは25MSPSのサンプリング速度を提供することから、車載レーダーの設計者は、移動する障害物の位置と速度について、業界最高レベルの検出機能を実装可能
・ 低消費電力で、より高い性能を提供 : 『AFE5401-Q1』は、65 mWと業界で最小のレシーバ・チャネルあたりの消費電力を提供、電力を増加させずに、システム内に、より多くのレーダー・レシーバ・チャネルを実装可能
・ より小型のシステムを実現 : 競合デバイスと比較して、パッケージ・サイズを20パーセント削減するほか、DSPとの間に切れ目のないインターフェイスを提供、より小型のシステムを実現
ツール群とサポート
AFE5401-Q1 EVM(評価モジュール) は、単価(参考価格)599ドルで供給中です。このEVMには、『AFE5401-Q1』を搭載したシステム性能の評価に役立つEVMユーザーガイド(英語) とIBISモデル が付属しています。
補完ソリューション
『AFE5401-Q1』をTIの『C2000™』マイコン製品、『C6000™』や『C6000』 DSP+ARM プロセッサ製品、電源ソリューションやセンサ・インターフェイス製品と組み合わせることで、堅牢な車載用レーダー・システムを開発できます。
価格と供給
『AFE5401-Q1』は業界標準の9mm角の64ピンQFNパッケージで供給されます。1,000個受注時の単価(参考価格)は18.00ドルです。
TIの 『AFE5401-Q1』 に関する情報
・ 『AFE5401-Q1』のサンプルのご注文
・ 『AFE5401-Q1』のデータシート のダウンロード
・ 『AFE5401-Q1』ビデオ(英語)
車載向けアプリケーションの技術革新を牽引するTI製品
TIはメーカーとシステム・サプライヤに対して、自動車市場でのワールドクラスの機能の実現を可能にする、先進的で信頼性の高い半導体製品を幅広く提供しています。TIは広範な電源IC、インターフェイス、シグナル・チェーン・ソリューションに加え、DLP®ディスプレイ、ADASおよびインフォテインメント・プロセッサ、Hercules™『TMS570』セーフティ・マイコン、ならびにワイヤレス・コネクティビティ・ソリューションを提供しています。これらのソリューションに対して充実した技術文書 を提供するとともに、厳しいAEC-Q100車載規格やTS 16949規格に準拠した製品のほか、ISO 26262規格に準拠したSafeTI™製品も供給しています。TIの車載用製品の詳細については、http://www.tij.co.jp/automotive をご参照ください。
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