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新型大型トラック「スーパーグレートV」を発表【三菱ふそうトラック・バス】

2014年5月29日

~平成27年度重量車燃費基準+5%を達成~

三菱ふそうトラック・バス㈱(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEOアルバート・キルヒマン以下:MFTBC)は、本日、平成27年度重量車燃費基準+5%を達成した、新型大型トラック「スーパーグレートV(ブイ)」を発表するとともに全国の三菱ふそう販売会社及び三菱ふそう地域販売部門で受注を開始します。

新型大型トラック「スーパーグレートV」は、国内初のアシンメトリックターボチャージャーや国内初の電子制御可変流量ウォーターポンプを採用した最新の6R10エンジンを搭載するとともに、電子制御オートクールファンカップリングやISS(アイドリングストップ&スタートシステム)を標準装備し、トップクラスの燃費を実現しました。これにより平成27年度重量車燃費基準+5%達成車となるとともに、低排出ガス車認定車(NOx&PM10%低減)となり、エコカー減税(取得税80%軽減、重量税75%軽減)の対象となります。また、安全装備についても、自車の安全のみならず他車への安全を高めるよう、標準装備の拡充をはかりました。
外観及び内装には低燃費・高品質をイメージするシルバーやブルーラインを各所に配したデザインを新たに取り入れました。
「スーパーグレートV」は、燃費性能、安全性能、動力性能など、トータルで優れた大型トラックとして生まれ変わりました。


●「スーパーグレートV」の特長

(1)平成27年度重量車燃費基準+5%達成
「低排出ガス車認定車(NOx&PM10%低減)」に加えて、「平成27年度重量車燃費基準+5%達成」により排出ガス規制適合識別記号「QPG-」に適合しました。
エコカー減税(取得税80%軽減、重量税75%軽減)の対象となります。

(2)国内初のアシンメトリックターボチャージャーを導入
今回初めて、ターボチャージャーに新開発のアシンメトリックターボチャージャーを採用しました。アシンメトリックターボチャージャーは、2つの排気ガス流路を持ち、それぞれにウェイストゲートバルブ、EGRバルブを設置しました。この構造とバルブの連動制御により高過給圧と高EGRを実現し、燃費を改善するとともに尿素水(AdBlue®※1消費量を大きく低減します。なお、本技術は既にダイムラーグループの大型エンジンに幅広く採用しています。

(3)国内初の電子制御可変流量ウォーターポンプを採用
ウォーターポンプの流量を水温に応じて流体クラッチで制御し、より効率的なエンジン冷却を実現するとともに、ポンプの駆動損失を低減し燃費改善に寄与します。

(4)電子制御オートクールファンカップリングを採用
ラジエーターファンの増速により冷却性能を向上(一部車種除く)しました。電子制御の採用で冷却が必要な時のみファンが作動し、余分な駆動ロスを抑え燃費向上に貢献します。

(5)ISS(アイドリングストップ&スタートシステム)を標準装備
車両停車時にエンジンを停止させることでアイドリングによる無駄な燃料の消費を抑制します。

(6)安全装備
AMB(衝突被害軽減ブレーキ)、MDAS-III(運転注意力モニター)[長尺カーゴ系]、ESP(車両挙動安定装置)[トラクター系]などを標準装備しています。

(7)その他
① 外装に低燃費・高品質をイメージしたスーパーミラー(シルバー)、エコブルーグリル、シルバーランプベゼルを新たに採用しました。
② 内装にブルーメーターリング、プレミアムブラックステアリングホイールを新たに採用し、ダッシュボード等は高級感のあるプレミアムグレーの内装色としました。
③ 時計付AM/FMラジオ(外部入力端子USB&AUX付)&CDプレーヤー、オーバーヘッドコンソールボックス(助手席側)、オートクルーズ(車間距離保持機能付)[長尺カーゴ系]を標準装備しました。
※1  「AdBlue®」はドイツ自動車工業会の登録商標です。

●車両スペック及び東京地区販売価格(税抜き価格)

●フラットパネルウイング「D WING」のモデルチェンジ

㈱パブコと共同開発した、軽量ボディ「D WING」が初のモデルチェンジを実施しました。クラストップレベルの荷室スペース、環境に配慮した竹床材、強度と軽量化を両立したサンドイッチパネルに加えて、サイドフレームの一体構造化、サイドパネル・リヤドアの内板色の白色化、リヤ開口面積の拡大など、お客様の声を反映し、商品性を大幅に向上しました。
今回の新型大型トラック「スーパーグレート V」発売について、MFTBC代表取締役社長・CEOのアルバート・キルヒマンは、
「“スーパーグレート V”は新技術エンジンの採用などにより大幅な燃費改善を実現し、実燃費においても№1の実力を備えています。社内の実験結果では、当社従来車は他車と比較して5%の省燃費を実現していますが、この“スーパーグレートV”はさらに5%の燃費を改善しており、市中を走行するほとんどの大型トラックに対して、10%の省燃費というコストメリットをお客様へ提供できます。」
と、述べました。
MFTBCは中期経営目標である「FUSO 2015」を2011年に策定しました。5つの柱からなるゴールの一つである「顧客満足度 No.1」は、満足される商品、信頼される営業、頼りになる整備力、そして魅力あるブランドと商品からサービスまで、全てにおいて顧客満足度No.1を目標としています。また、「業界をリードするグリーン・イノベーション(環境貢献企業)」では、「2015年までCO2排出量7.5%削減」を目標にしており、環境・燃費性能に優れた商品をお客様に提供して参ります。






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