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<オフロード法2011年基準適合>中型油圧ショベル「PC170LC-10」を新発売【コマツ】
2013年11月1日
コマツ(社長:大橋徹二)は、最新技術を随所に織り込み、オフロード法(*1)2011年基準に適合した中型油圧ショベル「PC170LC-10」を11月1日から発売しました。
当該機は、NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を大幅に低減し、日本(特定特殊自動車排出ガス2011年基準)・北米(EPA Tier4 Interim)・欧州(EU Stage 3B)の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載しています。加えて、機体のメインユニットを最適に制御するトータルビークルコントロール(機体総合制御)の更なる進化により、生産性と燃費性能の両方で高いレベルを達成し、燃料消費量を当社従来機に比べ10%低減(*2)しました。
また、落下防止用ハンドレールの新採用により、点検・整備中の落下を防ぐとともに、同じく新採用のIDキーにより機械の盗難リスクを軽減し、安全性を高めています。機械モニタには鮮明で見やすい高精彩7インチLCDモニタを採用し、エコガイダンス等の表示により省エネ運転のサポートも行います。
更に、新車購入時に自動的に付帯される、国内で初めてパワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れた、新たなサービスプログラム「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」の提供により、トータルライフサイクルコストの低減と長時間稼働に貢献します。
*1.オフロード法:特定特殊自動車排出ガスのNOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)排出量の規制等に関する法律。
*2.当社従来機との比較(当社テスト基準による)。実作業では作業条件により異なる場合があります。
[写真は新発売の「PC170LC-10」]*一部オプションが含まれています。
主な商品の特徴
1.環境、経済性
・特定特殊自動車排出ガス2011年基準適合車
コマツが長年積み重ねてきた独自のエンジンテクノロジーを結集し、新たに開発した新世代エンジンを搭載。日本(特定特殊自動車排出ガス2011年基準)・北米(EPA Tier4 Interim)・欧州(EU Stage 3B)の排出ガス規制をクリア。
・燃料消費量10%低減/時間(*2)
機体のメインユニットを稼働状況に合わせて最適に制御するトータルビークルコントロール(機体総合制御)が更に進化。エンジンと油圧システムの可変マッチング制御、メインバルブ・油圧回路のロス低減、大容量高効率油圧ポンプや高効率作動油の採用等により、機械ポテンシャルを最大限に引き出しながら燃料消費量を従来機に比べて10%低減しました。
2.安全・快適性
・ROPSキャブ
従来と同様に油圧ショベル転倒時運転者保護構造のROPSキャブ(ISO12117-2準拠)を装備。衝撃吸収力が高く、耐久性・耐衝撃性にも優れています。
マシンキャブからの落下を防ぐハンドレールを新たに設置。エンジン周りの点検・整備が安全に行えます。
・IDキー
始動キーにICチップ内蔵のIDキーを新たに装備。機械に登録済みのIDキー以外ではエンジンを始動できません。
3.ICT 、安心
・高精彩7インチLCDモニタ
大画面の高精彩液晶モニタを新たに搭載し、多くの情報を分かり易く表示。エコガイダンスや運転中の燃料消費率を表示するエコゲージにより省エネ運転のサポートも行います。
・「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」
特定特殊自動車排出ガス2011年基準適合車のための国内初の新たな新車保証プログラムです。無償プログラムと有償プログラムで構成しており、無償プログラムは、従来の保証(1年間)に加え、以下の項目を追加しています。
①パワーラインの3年間または5,000時間のいずれか早い方までの保証延長
②エンジンのオイル・フィルタ交換(500時間毎に4回)の無償メンテナンス
商品仕様
[発売日]
2013年11月1日
[公表価格]
1,580万円 *工場裸渡し消費税抜き
[販売目標]
20台/年
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