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インドネシアで電気小型トラック「eCanter」の販売を開始【三菱ふそうトラック・バス】
2024年7月22日
FUSOブランド最大の海外市場インドネシアで新型「eCanter」を初公開
・インドネシア国際オートショーで「eCanter」の初号車をお客様に納車
・FUSOブランド最大の海外市場であるインドネシアに初となる電気トラックの販売開始
・インドネシアで量産型小型電気トラックをお客様に納車した初のメーカー
三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下 MFTBC)は、インドネシアにおいて小型電気トラック「eCanter」の販売を開始しました。7月18日から28日まで同国で開催される「第31回GAIKINDOインドネシア国際オートショー(GIIAS)」において、MFTBCとFUSOの現地販売代理店であるPT Krama Yudha Tiga Berlian Motors(本社:ジャカルタ市、社長:岡本大資、以下 KTB社)は、郵船ロジスティクスのインドネシア法人であるPT.Yusen Logistics Indonesia(本社:ジャカルタ市、社長:青山哲也、以下YLID社)に小型電気トラック「eCanter」の初号車を納車しました。
MFTBCがインドネシアで発売した電気小型トラック「eCanter」は、2023年のGIIASでインドネシアで初公開し、その後KTB社は同国での市場投入に向けて十数社の現地大手企業と共同で大規模な試験的導入を実施してきました。今回の導入により、MFTBCは同国で量産型電気トラックをお客様に初めて導入した企業になります。
東南アジア最大の経済大国であるインドネシアは、2060年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を達成する目標を掲げ、自動車産業の電動化を加速させることを公約しています。同国ではバイクを含む電動車が着実に増加しています。
「MFTBCはインドネシアにおける電気トラックのパイオニアであり、YLID社もインドネシアで最初のeCanterのユーザーとしてパイオニアになります」(KTB社、社長:岡本大資)
「eCanterの導入により、当社の2050年までのネット・ゼロエミッション化目標の達成に一歩近づくことができます。eCanterの導入はインドネシアの物流業界全体にとって歴史的な一歩です。私たちは、インドネシアの物流業界におけるカーボンニュートラルの目標達成に貢献するため、多くのお顧客様やステークホルダーの方々と協力していきます。当社はニーズに応じてeCanterの台数を増やしていく計画です」(YLID社、社長:青山哲也)
「eCanter」は2017年の発売以降、世界中で1,200万km以上の距離を走行しており、普通充電と急速充電に対応するゼロエミッション車両です。「eCanter」の充電は、お客様の物流拠点となる倉庫や、インドネシアでの販売が集中することが見込まれるジャカルタ広域などの大都市圏の公共充電ステーションで行うことができます。
「eCanter」のドライバーからは、ディーゼル車に比べて騒音や振動が少ない静寂性、スムーズでレスポンスの良い加速性、4段階の回生ブレーキなど、車両の快適性や安全性、そして使いやすさなどが高く評価されています。
インドネシア向け「eCanter」は、容量83kWhのMサイズバッテリーを搭載した、車両総重量(GVW)6トン、ホイールベース3.4メートルのモデルを展開します。高トルクな性質により、より多くの荷物を力強く運ぶ輸送ニーズに適しています。現在200以上の販売ネットワークを有しており、53年連続して商用車市場でトップシェアを維持しており、お客様からの高い信頼を得ています。「eCanter」は同国にて、先行して3拠点のディーラーより販売を行います。
「eCanterは品質、快適性、耐久性、安全性すべての面を考慮して設計した、ダイムラートラックの先進技術を搭載した製品です。私たちはeCanterの試験をお客様の下で厳しい環境下で行っており、お客様が業務を行う環境での運用に対応しています。世界中のお客様がeCanterの信頼性、効率性、安全性そして性能を認め、国内外で活用されています。」(MFTBC代表取締役社長・CEO:カール・デッペン)
インドネシアで販売を開始した「eCanter」 |
以上
三菱ふそうトラック・バス株式会社について
三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)は、川崎市に本社を置く商用車メーカーです。ダイムラートラック社が89.29%、三菱グループ各社が10.71%の株式を保有しています。90年以上の歴史を持つFUSOブランドのトラックやバス、産業用エンジンを世界約170の市場向けに開発・製造・販売しています。日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」による電動化や、運転自動化では大型トラック「スーパーグレート」に国内商用車初のSAEレベル2相当の高度運転支援技術を実装するなど、先進技術の開発に積極的に取り組んでいます。
FUSOブランドについて
「FUSO」はダイムラートラックのブランドの一つです。世界約170の市場において、トラックやバスといった商用車や産業用エンジンを展開しています。90年以上の歴史と日本ならではの品質や熟練技術による効率性や安全性、快適性が特徴です。小型トラック「キャンター」は世界中の様々な市場でトップシェアを獲得しており、日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」をグローバルに展開し、商用車の電動化をリードしています。ブランドスローガン「Future Together」の下、FUSOはお客様とともに安全かつサステナブルな輸送ビジネスを未来へ繋いでいくことを約束します。
電気小型トラック「eCanter」について
「eCanter」は、MFTBCが2017年に発売した日本初の量産型電気小型トラック(バッテリーEVトラック)です。温室効果ガスを排出せず、CO2削減という社会課題の解決に貢献しつつ、静穏かつ低振動というEVトラックの特性により、都市内輸送・深夜早朝の輸送をより快適・低負荷で行えます。2023年3月にフルモデルチェンジして発売した新型モデルは、シャシラインアップや架装バリエーションの拡大、ニーズに合わせた航続距離の展開によって、さらに多様なニーズへの対応が可能です。日本のほか欧州やオセアニア地域に加え、アジアなどさらなる海外市場への展開も進めています。
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