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フィッシングボート 「DFRシリーズ」 をマイナーチェンジ【ヤマハ発動機】
2024年2月22日
マイナーチェンジしたロードスポーツ「MT-07 ABS」を発売
~操船支援システム 「Y-FSH」 採用で、より快適なボートフィッシングを実現~
ヤマハ発動機株式会社は、インボードエンジン(船内機)を搭載したオフショア・フィッシングボート「DFRシリーズ」において、新開発の操船支援システム「Y-FSH(ワイ・フィッシュ)」を採用するなどのマイナーチェンジを行い、7月より順次発売します。
マイナーチェンジするのはフライングブリッジタイプの「DFR-36FB」、ハードトップタイプの「DFR-36HT」「DFR-33」の3モデル。これらに採用した「Y-FSH」は、トヨタ自動車株式会社と共同開発したインボード艇専用の操船支援システムです。GPSとバウスラスター(ボートを横方向に移動させる動力装置)、エンジンなどを連携させることで、アンカー(錨)使用時と同様に任意の範囲内で船位を保持。また、船首を指定した方位へ維持させたまま、流し釣りなどができ、アンカーやスパンカー(船首を風上に立てるための帆)を使用しなくても*¹、充実したボートフィッシングをサポートします。
今回のマイナーチェンジでは、「Y-FSH」採用のほか、外観と内装を洗練するとともに、人気の艤装品をトータルパッケージしたオプションの設定、細部の変更なども行っています。
※1 アンカーは法定安全備品として小型船舶への搭載が義務づけられており、搭載を不要とするものではありません。
「DFR-36FB」 |
「DFR-33」 |
【DFRシリーズの主な特徴】
● 高次元の外洋航走性能を発揮するオフショア・フィッシングボート
・ 高性能ディーゼルエンジン(DFR-36:D8-550/DFR-33:D6-440、共にVOLVO PENTA社製)を搭載。エンジンと当社独自の船型とのマッチングにより、高次元の外洋航走性能を発揮します。また、加速補助、旋回時のヒール補正、追い波時の安定性を自動制御する「ダイナミックトリムコントロールシステム」(Zipwake社製)を採用(DFR-36シリーズのみ)。
● 高度な釣り機能性と快適性を実現
・ 釣りのしやすいデッキレイアウトをはじめ、細部にわたって釣りの機能性を追求。同時に、キャビンの居住性能も重視するなど、アングラーへの負担をあらゆる場面で低減。快適なボートフィッシングを実現します。また、「Y-FSH」の採用により、スパンカーやアンカーローラーの設置が不要となるため、釣りに使用できるスペースを広げています。
【操船支援システム 「Y-FSH」について】
「Y-FSH」は、トヨタ自動車株式会社と共同開発した操船支援システムです。GPSとバウスラスター、エンジンなどを連携させることで、一定範囲内での船位維持、また船首方向の維持を可能とし、ピンポイントで楽しむ釣りや、潮流れや風に乗せながらの流し釣りを強力にサポート*²。釣りの際に使用する従来のスパンカーの使用やアンカーの投入を不要とします。状況に応じて2種類のモードから選ぶことができます。
※2 強風などの海象条件によって、位置や方向を保持できない場合があります。
●e-ANCHOR(アンカーモード)
・船位維持を可能とする仮想アンカーシステムです。一定の範囲内で船位をアンカー投入時と同じように維持することができ、魚礁や根、深海など、ピンポイントでの釣りに効果を発揮します。
・アンカー投入時のように底質や水深を気にすることなく、また、投入・回収に伴う労力を不要とし、移動も速やかに行うことができます。
● e-COMPASS(コンパスモード)
・風向や潮に影響を受けず、船首を常に任意の方向に保持します。風の強さに影響を受けやすいスパンカーの弱点を解消し、風の弱いときでも一定方向に船首方向を維持することができます。
・風向に影響を受けず、波に対して船首を維持することができます。流し釣りなどでの快適性を向上します。
・従来のFSR(フィッシングサポートリモコン)、SSR(スーパースローリモコン)を併用することで、船首方向を維持した流し釣りを可能とします。
【製品サイト情報】
・DFR-36FB
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/dfr-36fb/new window
・DFR-36HT
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/dfr-36ht/new window
・DFR-33
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/dfr-33/new window
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