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NVIDIA、新しい Jetson AGX Orin ロボティクス コンピューターでエッジ AI と自律動作マシンの未来を切り拓く
2021年11月10日
NVIDIA、新しい Jetson AGX Orin ロボティクス コンピューターで
エッジ AI と自律動作マシンの未来を切り拓く
最大 200 TOPS と 6 倍のパフォーマンス向上を実現する、NVIDIA Ampereアーキテクチャが Jetson に登場
2021 年 11 月 9 日、カリフォルニア州サンタクララ — GTC — NVIDIA は本日、ロボティクス、自律動作マシン、医療機器、その他のエッジでの組み込みコンピューティング向けの、世界最小で最も強力、かつエネルギー効率の高い AI スーパーコンピューターである NVIDIA Jetson AGX Orin™ を発表しました。
NVIDIA Ampere アーキテクチャに基づいて構築された Jetson AGX Orin は、前世代の Jetson AGX Xavier™ の 6 倍の処理能力を持ち、フォームファクターとピンの互換性を維持しています。200 TOPS (毎秒 200 兆回の演算性能) と GPU 搭載サーバー並みの処理能力を誇りながら、大きさは手のひらに収まるサイズです。
新しい Jetson コンピューターは、完全な NVIDIA AI ソフトウェア スタックを高速化し、開発者が自然言語理解、3D 認識、マルチセンサー フュージョンなどのエッジ AI とロボティクスの課題を解決するために必要な大規模かつ最も複雑なモデルの展開を可能にします。
NVIDIA のバイスプレジデント 兼 組み込み及びエッジコンピューティング担当ジェネラルマネージャーのディープゥ タッラ (Deepu Talla) は、次のように述べています。「ロボティクスと組み込みコンピューティングが製造、ヘルスケア、小売、運輸、スマートシティ、その他の経済の重要なセクターを変革するにつれて、処理の需要は急増し続けています。Jetson AGX Orin はこのニーズに対応し、85 万人の Jetson 開発者と、Jetson 搭載の商用製品を構築している 6,000以上の企業が、かつては不可能と思われていた自律動作マシンとエッジ AI アプリケーションを開発および展開できるようになるのです」
Jetson AGX Orin は、NVIDIA Ampere アーキテクチャ GPU と Arm Cortex-A78AE CPU に加えて、次世代のディープラーニング アクセラレータとビジョン アクセラレータを搭載しています。複数の並列 AI アプリケーション パイプラインにフィードするために、高速インターフェース、より高速なメモリ帯域、多彩なセンサーをサポートしています。
包括的なソフトウェアとエコシステムのサポート
Jetson AGX Orin を使用しているお客様は、NVIDIA CUDA-X™ アクセラレーテッド コンピューティング スタック、NVIDIA JetPack™ SDK、そしてクラウドネイティブな開発ワークフローを含むアプリケーション開発と最適化のための最新の NVIDIA のツールを活用いただけます。NVIDIA NGC™ カタログのトレーニング済みモデルは最適化されており、NVIDIA TAO ツールキットとお客様のデータセットを使用することでファインチューニングすることも可能です。これにより量産クオリティの AIを 導入するための時間とコストが削減され、クラウドネイティブ テクノロジによって製品寿命を通して、シームレスな更新が可能になります。
Jetson 組み込みコンピューティングにおけるパートナーのエコシステムは、カメラやその他の多彩なセンサー、キャリアボード、ハードウェア設計サービス、AI およびシステム ソフトウェア、開発者ツール、カスタム ソフトウェア開発など、幅広いサービスと製品を包括しています。
TIRIAS Research の主席アナリストであるジム マクレガー (Jim McGregor) 氏は以下のように述べています。「AI の進歩により、ロボティクスの市場は飛躍的に成長しています。AI のリーダーとして認められている NVIDIA は、その専門知識を活かし、堅牢なエコシステムと完全なエンドツーエンド ソリューションの提供を通じて、ロボティクスを前進させています。このエンドツーエンドのソリューションには、汎用的なツールや、ニューラルネットワーク モデルを活用可能なハードウェア プラットフォームも含まれます。新しい Jetson プラットフォームは、NVIDIA Ampere アーキテクチャのパフォーマンスと汎用性によって、農業や製造からヘルスケアやスマートシティに至るまでの幅広いアプリケーション向けの自律移動ロボットのさらなる進歩を可能にします」
特定のユースケース向けのソフトウェア フレームワークには、ロボティクス向けの Omniverse で動作する NVIDIA Isaac Sim™、ヘルスケア向けの NVIDIA Clara Holoscan™ SDK、自律走行向けの NVIDIA DRIVE™ が含まれます。最新の Isaac のリリースには、Robot Operating System (ROS) 開発者コミュニティへの強力なサポートが含まれています。NVIDIA はまた、合成データ生成用の新しい Omniverse Replicator、および ROS 開発者が Jetson プラットフォームで高性能な AI 対応ロボットを簡単に構築できるようにするハードウェアアクセラレーテッド ソフトウェア パッケージ、 Isaac GEM をリリースしました。
リアルタイム センシング機器、医療機器向けのコンピューティング プラットフォーム
Jetson AGX Orin は、ヘルスケア業界向けの新しいコンピューティング プラットフォームである NVIDIA Clara Holoscan に搭載されています。これにより、開発者は、エッジで低遅延のストリーミング アプリケーションを実行する、ソフトウェア デファインドの医療機器を構築できるようになります。このような処理能力は、手術支援ロボットや内視鏡、そして画像診断システムなどの機器が、物理処理や画像処理、可視化を行い、AI による意思決定支援を可能にするために必要です。Clara Holoscanの柔軟なプラットフォームにより、開発者は、デバイス上では低遅延のストリーミング アプリケーションを実行し、より複雑なタスクにはデータセンターのリソースを活用する AI マイクロサービスを作成できます。
NVIDIA DRIVE Orin が支える、輸送の新時代
Jetson AGX Orin と同じ NVIDIA Ampere アーキテクチャを搭載した DRIVE AGX Orin は、運輸業界に最適なプラットフォームです。これは、新しく発表されたNVIDIA DRIVE Concierge および DRIVE Chauffeur をサポートする高度なプロセッサです。2 つの AI プラットフォームは、AI アシスタントを通じて車内の乗客体験を再定義し、安全性の確保と自動運転を実現することを目的としています。多数の世界的な自動車およびトラック メーカー、新しい電気自動車のスタートアップ、およびシャトル サービスの企業が、次世代のインテリジェントかつソフトウェア デファインドのモビリティ ソリューションに高性能な AI コンピューティングを使用しています。
Jetson AGX Orin の発売予定
NVIDIA Jetson AGX Orin モジュールと開発者キットは 2022 年の第 1 四半期に提供を開始する予定です。提供時期についての通知を受けるために登録し、また詳細な仕様にアクセスし、ホワイトペーパーをダウンロードしてください。
11 月 11 日までオンラインで開催される NVIDIA GTC に無料で登録https://www.nvidia.com/ja-jp/gtc/?ncid=em-even-559985することで、Jetson AGX Orin の詳細についてさらに学ぶことができます。NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアンの基調講演https://www.nvidia.com/ja-jp/gtc/keynote/は 11 月 9 日にストリーミングされ、リプレイでも視聴可能です。
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