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パワー半導体用SiCエピウェハーがデンソー製 燃料電池自動車向け次期型昇圧用パワーモジュールに採用【昭和電工】

2020年12月10日

 昭和電工株式会社(社長:森川 宏平)のパワー半導体の材料であるSiC(シリコンカーバイド)エピタキシャルウェハー(以下、エピウェハー)6インチ(150mm)品が、株式会社デンソー製の燃料電池自動車向け次期型昇圧用パワーモジュールに採用されたことをお知らせします。

 当社のSiCエピウェハーは2009年の上市以来、その高い品質によりシステムサーバー電源や太陽光発電、高速充電スタンド、鉄道車両など様々な用途に採用されてきました。今回、これまでの当社製品の採用実績と、業界最高水準の特性均一性、低欠陥密度といった特性が評価され、本パワーモジュールへの採用に至りました。

 SiCパワー半導体は、現在主流のシリコンパワー半導体に比べ高電圧特性・大電流特性に優れ、電力損失を大幅に削減できることから、電力制御に用いるモジュールの高効率化を実現する製品として、電気自動車に搭載される充電器及び高速充電スタンドや鉄道車両等への採用が進んでいるほか、2025年以降には電気自動車のパワーコントロールユニット(以下、PCU)へ本格搭載が見込まれ、今後さらなる需要拡大が期待されています。

 当社グループは、事業活動を通じたSDGs課題解決に貢献し、豊かさと持続性の調和した社会を創造する「社会貢献企業」を目指しています。エネルギーの効率的な使用を実現するSiCエピタキシャルウェハーは、2025年市場規模1,000億円から、PCUへの本格搭載により更に市場拡大が加速すると予想されています。当社は世界最大の外販エピウェハーメーカーとして、“ベスト・イン・クラス”をモットーに、急拡大する市場に高性能で高い信頼性品を持つ製品を供給し、SiCデバイスの普及に貢献してまいります。








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