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マツダ財団 2020 年度の研究助成を決定【マツダ】
2020年9月24日
マツダ財団 2020 年度の研究助成を決定
- サステイナブルで心豊かな社会を目指して
科学技術の振興と青少年の健全育成に関する研究 36 件を助成 -
公益財団法人マツダ財団(理事長小飼雅道)は、2020年度の研究助成を決定しました。
今年度は、全国の大学・研究機関などから355件の応募があり、その中から「科学技術振興関係」として31件に助成金額3,300万円を、また「青少年健全育成関係」として5件に助成金額400万円の研究助成を決定しました。合計では、36件、総額3,700万円となります。
なお、科学技術振興関係の助成対象の中から、若手研究者を主たる対象とし、選考委員会が特に優れた研究であるとみなした4件の研究に対し、「マツダ研究助成奨励賞(科学技術振興関係)」を授与し、副賞として研究助成金50万円を各々追加助成します。
今年度の研究助成は次の通りです。
1.科学技術振興関係の研究助成は、助成31件、助成金額は3,300万円です。
先進的・独創的、循環・省資源に貢献する研究を、助成対象としています。
また、次世代を担う若手研究者および未来をひらく芽となる萌芽的研究を優先して助成しています。
中国地方では、「低コストCFRTP開発のための炭素繊維自動最適配置システムの構築」
(呉工業高等専門学校)、「対光反射を用いた定常視覚刺激型注視物体認識システムの
高度化に向けた左右眼への独立光刺激」(鳥取大学)が選ばれました。
「マツダ研究助成奨励賞」では、既存技術の延長ではない革新的な研究として
「微弱な近赤外光を可視光に変換する色素増感型アップコンバージョンナノ粒子の開発」
(桐蔭横浜大学)、「高温動作する集積化可能な量子情報担体の開発に向けた
分子性量子ドット中の電子スピンの高速操作とメモリの研究」(大阪大学)などが選ばれています。
2.青少年健全育成の研究助成は、助成5件、助成金額は400万円です。
青少年の健全育成に関する市民活動の活性化に役立つ実践的な研究で、
現代社会の問題・課題を掘り下げた研究を、助成対象としています。
「不登校・ひきこもり支援におけるオンラインツールを使った居場所の可能性と課題に関する研究」
(奈良教育大学)や「オンライン放課後~運動遊びを通じた子どもの居場所づくり~」(和歌山大学)、
「ポストコロナ時代のハイブリッド青少年交流環境」(愛媛大学)など、
コロナ禍での新たな日常を創設する研究が選ばれています。
なお、2021年度青少年健全育成のための市民活動支援につきましては、10月中旬に、広島、山口両県で募集を開始します。
マツダ財団は、科学技術の振興と青少年健全育成のための助成などを行うことにより、世界の人々が共に繁栄を享受し、心豊かに生きることのできる社会づくりに寄与することを目的として、1984年に発足しました。これまでの助成実績は今回を含め合計2,371件、18億3,157万円となりました。
今後一層、公益財団法人としての使命を果たし、社会のお役に立てるよう、マツダ財団はこれからも更なる社会貢献に取り組んでまいります。
第 36 回(2020 年度)マツダ研究助成一覧
マツダ財団ホームページ:https://mzaidan.mazda.co.jp/
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