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アルミニウム合金加工用高能率PCDカッタ「アルネックス®ANX型」の 本体拡充、モジュラータイプを開発、販売開始【住友電気工業】

2020年3月26日

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 当社)は、アルミニウム合金加工用高能率PCDカッタ「アルネックス®ANX型」の本体を拡充、モジュラータイプを開発し、2020年4月より販売を開始します。

近年、自動車産業などでは、燃費向上のための部品の軽量化が求められており、アルミニウム合金などの非鉄金属材料の使用割合が増加しています。これらの部品加工においては、加工能率の向上を目的として、高速・高能率な加工条件で使用できる工具や、小型加工設備にも対応できる軽量工具のニーズが高まっています。

当社は、これらのニーズに応えるため、アルミニウム合金加工用高能率PCDカッタ「アルネックス®ANX型」を2019年4月から発売しています。


このたび、シェルタイプの全刃径シリーズに刃数違い品を拡充(18型番)、柄付きタイプの刃径φ25,30,50mmのシリーズ化(6型番)に合わせ、刃径φ32,40mmの刃数違い品を拡充(2型番)、また新たにモジュラータイプが登場しました(7型番)。さらにブレードのコーナー半径0.8㎜の拡充(1型番)も行い、自動車や航空機、産業機械分野などの様々な加工に対応いたします。

 

 

 

1. 特長
  1.高速・高能率加工
   独自のブレード締結方法を採用することで、4.5刃/inchの多刃設計を可能とし、
   送り速度30,000mm/min以上の高能率加工を実現します。
   また、高速回転時の遠心力による刃先変位を最小化し、高い寸法精度を達成します。

  2.軽量化
   アルミニウム合金ボディの採用により、刃径Φ100mmにおいても1.0kg以下のカッタ重量を達成し、
   小型加工設備にも対応できる軽量工具を開発しました。

  3.切りくず処理の改善
   新開発の超硬合金成型技術を採用することで、クーラント*がスミダイヤ®ブレードを貫通し、
   高い圧力を維持したまま刃先に供給されるため、より細かな切りくず分断を実現しました。

2. ラインアップ
・本体33型番追加(シリーズ計70型番)

・ブレード 拡充 コーナー半径0.8mm 1型番 1材種(シリーズ計7型番)

3. 販売計画
初年度1億円/年、2年後3億円/年

* クーラント:被削材や工具を冷却するためにかける防せい性のある液体。切削・研削油剤。








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