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「自動車リサイクル法」による2011年度再資源化率等の実績を公表【富士重工業】
2012年6月1日
富士重工業は、自動車リサイクル法(使用済自動車の再資源化等に関する法律)に基づく2011年度(2011年4月~2012年3月)における再資源化等の実績を公表します。
2011年度の実績は、シュレッダーダスト*1(以下ASR)では164,618台(25,774.5トン)を回収、24,156.5トンを再資源化しました。よってASR再資源化率は93.7%となり、2015年度法定基準である70%を達成しました。
またエアバッグ類は87,037台、200,635個を引き取り、16,063.5㎏をリサイクル施設に投入し、15,033.6㎏を再資源化しました。再資源化率は93.6%になり、法定基準の85%を達成しています。
フロン類は132,636台(37,071.7㎏)を引き取り、適正に処理を行いました。
再資源化に要した費用は1,258,263,378円、資金管理法人から払渡しを受けた預託金は総額1,471,424,658円であり、全体収支は213,161,280円の黒字となりました。
富士重工業では自動車メーカーが主体で結成するART(自動車破砕残さリサイクル促進チーム)の一員としてシュレッダーダストの再資源化に取り組み、2011年5月にシュレッダーダストの埋立て処理ゼロ化を達成、現在も継続しています。
今後も富士重工業では使用済自動車から発生するASR、エアバッグ類、フロン類の3品目の引取・再資源化が確実かつ円滑に行われるよう取り組み、高い水準のリサイクル率を安定的に維持すること目指します。
*1 使用済自動車から有用資源を回収した後に残る破砕残さ
2011年度 自動車リサイクル法に基づく再資源化等の実施状況
1. 対象期間
2011年4月1日~ 2012年3月31日
[注記]
※1. ASR(=Automobile Shredder Residue)とは、 使用済自動車から有用資源を回収した後に残る破砕残さ。
※2. 再資源化率
※ 3.CFC(=特定フロンCFC12)・HFC(=代替フロンHFC134a)はともにカーエアコン用冷媒。富士重工業は1994年までにCFCからオゾン層に害のないHFCに切替えを完了したが、HFCも地球温暖化には影響があるとされており、自動車リサイクル法に基づく引取・破壊を実施している。
※4.指定引取場所とは、主務大臣の認定を受けて定めた引取場所のこと。
※5.主務大臣の認定を取得した全部再資源化業務委託先(解体事業者、プレス・せん断処理業者)が国内の電炉・転炉等に引渡しを行う場合に、その引渡先は委託全部利用となる。
※6.再資源化施設とは、主務大臣の認定を取得した指定引取場所のうち、基準に適合した施設を示す。
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