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当社の電池正極材「NMC」が、トヨタ自動車株式会社の新型車ヤリスのリチウムイオン電池に採用されました【住友金属鉱山】
2020年3月10日
このたび、住友金属鉱山株式会社(本社:東京都港区社長:野崎明)が生産するリチウムイオン電池向け正極材ニッケルマンガンコバルト酸リチウム(以下、「NMC」)が、トヨタ自動車株式会社が2020年2月10日に発売を開始した新型車ヤリスのハイブリッド車に採用されましたので、お知らせいたします。
世界的な環境規制強化を背景に自動車の電動化が進む中、高性能な二次電池の開発・供給に対する期待が市場で高まっています。当社はこれまで約20年余りにわたって、トヨタ自動車株式会社、プライムアースEVエナジー株式会社をはじめとする顧客と協働し、電気自動車やハイブリッド車用の二次電池向け正極材を開発・製造してまいりました。二次電池の主要4部材(正極材、負極材、電解液/電解質、セパレーター)のなかでも、正極材は電池の高性能化・高容量化の鍵を握る部材です。より航続距離の長い電気自動車や燃費の良いハイブリッド車が求められる中で、当社製の高性能な正極材の需要は、今後更に伸びていくと見込まれます。
今回採用いただいたNMCは、正極材の組成、物性の最適化を図ることにより、ハイブリッド車用リチウムイオン電池の性能向上に寄与しており、新型車ヤリスの世界最高レベルの低燃費を電池材料の面から支えております。
当社は今後とも、顧客要望や市場需要を見極めながら、適切なタイミングで投資を行っていき、2024年中期経営計画(対象年度:2025年度~2027年度)における電池材料事業の目標である「電池正極材・月産1万トン体制の構築」を目指してまいります。また、この電池材料事業の拡大を通じて、社会課題である環境保全・気候変動の解決に低炭素負荷製品の供給という側面からさらに貢献したいと考えております。
本件に関するお問合せ先
住友金属鉱山株式会社 広報IR部 東京都港区新橋5-11-3新橋住友ビル
TEL:03-3436-7705 Eメール:smm_koho@smm-g.com
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