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「Spirent Landslide E10」の 5G試験・擬似用ライセンスを販売開始【東陽テクニカ】

2019年11月26日

~「ローカル5G」の早期サービスインを促進するポータブル型テスタ~
「Spirent Landslide E10」の 5G試験・擬似用ライセンスを販売開始
“ローカル5Gサミット2019”に展示

株式会社東陽テクニカ(本社︓東京都中央区、代表取締役社長︓五味 勝)は、Spirent Communications Inc.(本社︓アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ)が開発・製造する可搬性に優れたモバイルコ アノード・パフォーマンステスタ&アクティブモニタ「Landslide E10」の、5G(第5世代移動通信システム)試験・擬 似用ライセンスを2019年12月1日に販売開始いたします。
 本製品により、5G 端末・基地局と、コアノードの各試験および擬似が業界最小※1 のポータブル型テスタで実 現可能となります。
  ※1 2019年11月現在。東陽テクニカ調べ

「Spirent Landslide E10」

【製品概要】
 通信・IT関連測定器のリーディングカンパニーであるSpirentCommunicationsInc.が開発・製造する「SpirentLandslide」シリーズは、モバイルネットワークにおける端末・基地局と、コアノードに対して高負荷試験をはじめとしたさまざまな試験を行うことができ、モバイルネットワーク構築に欠かすことができません。これまでにハイエンド・アプライアンス「LandslideC100/C50」、バーチャル版ソフトウェア「LandslideVirtual」で5G試験対応モデルがリリースされており、すでに国内外の大手通信事業者、端末・基地局、コアノード機器ベンダで数多く採用されています。
 この度、重量わずか1.6kgのポータブルタイプ「LandslideE10」に5Gライセンスが追加されたことで、限られたエリアで周波数を割当て、5Gを自営無線として利用できる「ローカル5G」においても、大規模な試験環境を用意しなくても容易にコアノード試験・擬似が行えるようになります。

【背景】
 日本でも2020年からの商用サービス開始が見込まれる5Gは、超高速・大容量、超低遅延、多端末同時接続など、モバイル通信の新たな未来を拓き、私たちの生活を一変させる革新的な技術であると期待されています。通信事業者が提供する5Gサービスに加え、総務省では地域や個別ニーズに応じて企業や自治体などが限られたエリアで5Gを活用できるようにする「ローカル5G」の制度化を進めており、工場・農場・建設現場・スタジアムなどさまざまなユースケースが検討されています。一方でローカル5Gのサービス提供に必要な基地局やコアノードなどのインフラストラクチャは通信事業者に依存せず自前で構築する必要があるため、ローカル5Gの事業者にとってはインフラストラクチャの性能と品質をいかに担保するかが課題となります。しかし通信事業者向けの高負荷試験機は、サービスエリアが限られるローカル5Gの試験では性能・コストともにオーバースペックとなり、現実的な選択肢ではありません。
 「LandslideE105Gライセンス」は、「SpirentLandslide」シリーズの5Gモバイルコアノード試験機能と擬似機能を小型・低コストのポータブルタイプ「LandslideE10」で利用可能にするソフトウェアライセンスです。5G端末、基地局、各種モバイルコアノードを擬似し、試験対象にシグナリング負荷とデータトラフィック負荷を印加することで5Gインフラストラクチャの性能評価、過負荷・輻輳状態の動作確認、商用環境の再現試験が可能です。さらに商用ネットワークのアクティブモニタリング機能も備えており、ネットワーク内のモバイルコアノードに直接通信してノードの死活監視、ネットワーク品質評価、障害箇所の特定を実現します。
 本製品により、ローカル5Gの事業者や端末・基地局・コアノード機器ベンダは5Gインフラストラクチャの正確な性能評価が低コストで可能となり、安定かつ高品質なローカル5Gネットワークの構築と、サービスインに要するリードタイムの短縮を実現できます。加えてアクティブモニタリング機能の活用により、ローカル5Gネットワークの可視化、障害の予兆検知、ダウンタイムの最小化、オペレーション業務の効率化に寄与します。
 また、ローカル5Gが企業・自治体にもたらすインパクトやビジネスチャンス、そのユースケース、具体的な導入・運用方法などについて論議するコンファレンスイベント「ローカル5Gサミット2019」(会期︓2019年11月27日(水)、会場︓御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター)に、本製品を実機展示いたします。

【「SpirentLandslideE10」の主な特長】
 ・5Gモバイルコアノードの試験、擬似、アクティブモニタリングを1台で実現
 ・重量わずか1.6kg、業界最小のポータブルタイプ・5GNSA、SA双方に対応
 ・LTEEPC、VoLTE/IMS、IoT、WiFi、RADIUS/Diameter等の豊富なテスト/擬似機能
 ・OTA試験に対応(LTEOTA、Wi-FiOTA)

【製品データ】
 ・製品名︓SpirentLandslideE105Gライセンス
 ・販売開始日︓2019年12月1日

【展示会ブース概要】
 ●会期︓2019年11月27日(水)
 ●場所︓御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
 ●出展のお知らせ︓https://www.toyo.co.jp/ict/seminar/detail/local5Gsummit2019.html
 ■主催者公式サイト︓「ローカル5Gサミット2019」http://www.ric.co.jp/expo/local5g2019/

<SpirentCommunicationsInc.について>
 SpirentCommunications社は、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼに本社を構える測定器メーカーです。IT・通信業で用いられる最新の技術、インフラストラクチャ、アプリケーションを評価するための先進的な測定器、測定手法を開発・提供しています。そのソリューションは研究開発ラボおよび通信事業者、通信機器メーカー、企業のIT部門など全世界で幅広く使用され、業界のリーディングカンパニーとして長年にわたり通信事業の品質向上に貢献しています。同社のソリューションによって、400Gイーサネット、5G、LTE、無線LAN、衛星通信、NFV、クラウド、IoT、M2M、ネットワークセキュリティなど、IT・通信に関わるあらゆる観点での性能・品質確認が可能になります。東陽テクニカは同社の日本国内における総代理店です。SpirentCommunicationsInc.Webサイト︓https://www.spirent.com/

<株式会社東陽テクニカについて>
 東陽テクニカは1953年の創立以来、世界最高水準の“はかる”技術の提供をコアコンピタンスとし、最先端の測定機器の輸入販売と自社開発製品の提供によって、官公庁、大学ならびに企業の研究開発を支援してきました。技術分野は、情報通信、自動車計測技術、環境エネルギー、EMC(電磁両立性)試験、海洋調査、ソフトウェア開発支援、ライフサイエンスなど幅広く、米国や中国の現地法人などを通じて世界にも提供しています。また、5G(第5世代移動通信システム)ネットワークの構築支援、サイバーセキュリティサービスの提供、自動運転車の開発支援、AI(人工知能)を使ったデータ解析など、新しいソリューションの創造に取り組んでいます。「“はかる”技術で未来を創る」のスローガンのもと、これからも産業界の発展と安全で環境にやさしい社会づくりに貢献してまいります。株式会社東陽テクニカWebサイト︓https://www.toyo.co.jp/

★本件に関するお問い合わせ先★

株式会社東陽テクニカ情報通信システムソリューション部
TEL︓03-3245-1250(直通) E-mail︓ict_contact@toyo.co.jp
 「SpirentLandslideE10」製品ページ︓https://www.toyo.co.jp/ict/products/detail/landslide.html

※本ニュースリリースに記載されている内容は、発表日現在の情報です。製品情報、サービス内容、お問い合わせ先など、予告なく変更する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
※記載されている会社名および製品名などは、各社の商標または登録商標です。








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