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人とくるまのテクノロジー展2012に出展【三菱ふそうトラック・バス】
2012年5月21日
三菱ふそうトラック・バス㈱(代表取締役社長:アルバート・キルヒマン、本社:神奈川県川崎市、以下:MFTBC)は、5月23日(水)~25日(金)までパシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2012(2012 AUTOMOTIVE ENGINEERING EXPOSITION)」に、小型トラックとして世界初の、ハイブリッド用モーターを搭載したデュアルクラッチ式トランスミッション「DUONIC®(デュオニック)」および排気後処理装置「BlueTec®システム」、環境対応「4P10」型クリーンディーゼルエンジンを展示します。
同展示技術は5月18日に発表した、小型ハイブリッドトラックの新型「キャンター エコ ハイブリッド」に搭載しており、排出ガス低減と燃費向上を両立することが可能な最先端技術です。
また、「DUONIC®」はこの度の第62回自動車技術会賞で、「技術開発賞」を受賞しています。
MFTBCは、経営ビジョン「FUSO 2015」の「業界をリードするグリーン・イノベーション(環境貢献企業)」において、「CO2排出削減 2015年まで7.5%」を目標にしています。今回の展示技術は、CO2削減に貢献するとともに、地球環境に優しい最新鋭のテクノロジーです。
<展示内容>
1.ハイブリッド用モーター搭載「DUONIC®」
小型トラックとして、世界で初めてハイブリッド用高出力高回転型モーターを組み合わせたデュアルクラッチ式トランスミッションの「DUONIC®」を今回展示します。
「DUONIC®」は、省燃費な機械式ATのよさを活かしつつ、内蔵した2組のクラッチとギヤを電子制御で最適制御することで、圧倒的に素早くスムーズな変速を可能にしました。トルク抜けのないシームレスな加速感のほか、トルコン式ATのようなクリープ機能、Pレンジもプラスし、実用性を高めました。
「DUONIC®」はトランスミッションの内部に、インナークラッチとアウタークラッチの2つのクラッチを持ち、奇数段/偶数段、それぞれのギヤ段に対する伝達の制御を行っています。
ハイブリッド用モーターは、偶数段側のインプットシャフトに搭載しており、すべてのギヤ段で効果的に駆動力/回生力を生み出すことができるため、低燃費性能をさらに向上させることができます。なお、デュアルクラッチ式トランスミッションを搭載した車両のハイブリッドモデル量産化は世界で初となります。
2.排気後処理装置「BlueTec® システム」
「BlueTec® システム」(尿素SCR+DPF)は、主に排出ガス低減に効果をもたらし、二律背反の関係にあるPM、NOxの低減と低燃費を両立させる技術です。酸化触媒と耐久性に優れたSiCセラミックフィルターを組み合わせた「再生制御式DPF」により、PMを捕集、燃焼除去し、残ったNOxをSCR触媒と尿素水ドージングノズルで構成した「BlueTec®」(尿素SCR)によって、尿素水から生成したアンモニアの化学反応によって、NOxを無害な窒素と水に分解します。
MFTBCでは、大型トラック・バスから小型トラック・バスまでの全車両に「BlueTec® システム」を搭載しており、低燃費を実現しています。
※ 「BlueTec®」はダイムラーの登録商標です。
3.環境対応「4P10」型クリーンディーゼルエンジン
「4P10」型クリーンディーゼルエンジンは、排気量3.0ℓ、4弁DOHCバルブ構造の直列4気筒のインタークーラー付ターボディーゼルエンジンです。同エンジンはコモンレール式燃料噴射システムに噴射反応速度に優れた「ピエゾ方式」を採用。また、低回転からでも高い加給効果が得られるVGターボや、高効率のEGRクーラーを併せて採用したことで、高い燃焼効率とクリーンな排出ガスを両立しました。
4.人とくるまのテクノロジー展2012
人とくるまのテクノロジー展2012は、自動車産業に携わる世界の人々、そして企業が最先端の技術情報について交流を図る場で、自動車、部品、材料メーカやテスティング、CAEソリューション、カーエレクトロニクス関連企業など、各社自慢の最新製品と技術が一堂に展示されます。
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