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「AutoSens Award」受賞︕ ミリ波レーダーとADAS評価用ターゲットシミュレータ「ASGARD1」 ー“検証・シミュレーションツール部門“においてー【東陽テクニカ】

2019年10月8日

「AutoSens Award」受賞︕
ミリ波レーダーとADAS評価用ターゲットシミュレータ「ASGARD1」
ー“検証・シミュレーションツール部門“においてー

「LiDARソリューション」も“自動運転プラットフォーム部門”でファイナリストにノミネート

 株式会社東陽テクニカ(本社︓東京都中央区、代表取締役社長︓五味勝)は、2019年9月15日から3日間、ベルギーのブリュッセルで開催された先進運転支援システム(ADAS)の世界最大級のイベントである「AutoSens」カンファレンスと展示会において、当社が国内独占販売権を持つUniqueSecAB(本社︓スウェーデンヴェストラ・イェータランド県ホヴァ、以下UniqueSec社)のターゲットシミュレータ「ASGARD1」が“BestValidation/SimulationTool(検証・シミュレーションツール部門)”の「AutoSensAward」を受賞したことをお知らせいたします。
 また、同じく当社が国内独占販売権を持つXenomatiXN.V.(本社︓ベルギー・フラームス=ブラバント州ルーヴェン、以下XenomatiX社)のADAS/自動運転システム向けLiDAR※1ソリューションも”MostInnovativeAutonomousDrivingPlatform(自動運転プラットフォーム部門)”においてファイナリストに選出されました。
※1 LightDetectionandRanging。「光による検知と測距」という意味の光センシング技術の一つ


 5月のデトロイト、9月のブリュッセル、11月の香港と年間を通して世界3都市で開催されるADASの一大イベントが「AutoSens」です。「AutoSensAward」は「AutoSens」に参加している車載イメージングや車両認知技術に携わる企業、製品、人物について、フォード・モーター社やゼネラル・モーターズ社、NVIDIAといった世界中のOEM、Tier1、Tier2、学界等から選出されたメンバーが審査を行い、受賞対象を決定、表彰するものです。
 AutoSensWebサイト︓https://auto-sens.com/

「AutoSens Award」受賞 -検証・シミュレーションツール部門-
UniqueSec社 ターゲットシミュレータ「ASGARD1」

 衝突防止用ミリ波レーダーセンサ単体の評価やミリ波レーダーセンサ搭載車両のADAS機能検証のために、相対速度や距離のシミュレーションを効率良く実施できるシステムです。RFフロントエンド、信号発生装置およびソフトウェアから構成されます。遅延回路をベースとした一般的な物と比較してレーダーとターゲット間のシミュレーション可能な距離をはるかに短縮でき、自動車が衝突する直前までのシナリオを再現できる業界初※2の機能を持った画期的な製品です。

※2 衝突防止用ミリ波レーダーセンサ評価向けターゲットシミュレータ業界において。2019年9月30日現在。東陽テクニカ調べ

【審査員コメント】
 「UniqueSec社の、レーダー信号のスペクトラムを操作することによりレーダーターゲットシグネチャを生成するという新しいアプローチはレーダーやレーダーベースのADASに対する試験ツールとして、非常にユニークかつ革新的なものです。」

【主な特長】
■特許取得の信号処理技術を利用することで、ほぼ0から300mの距離をシミュレーション可能
■車両のレーダーセンサ部の近くに置いて試験することが可能
■200ポイント以上のターゲット生成が可能
■次期モデルは、電子的に到来角度を変化させるMIMOマルチアンテナを提供(2020年6月発売予定)
■製品紹介サイト︓https://www.toyo.co.jp/emc/products/detail/ASGARD

「AutoSens Award」ファイナリスト -自動運転プラットフォーム部門-
XenomatiX社 LiDARソリューション

Xenomati X社のLiDARソリューションは、自動車などに取り付けレーザーを照射し反射光を検知することで広範囲の周辺環境を測定することができる高精度な光学センサです。True-solid-state型モデルは可動部分と回転機構、MEMSミラーが無く、小型で壊れにくく設置場所の自由度が高いのが特長です。

【主な特長】
■True-solid-state型︔可動部分、回転機構を持たないため小型で壊れにくく、設置場所の選択肢が広がる
■3D点群データと2D実映像のリアルタイム取得︔2つのデータ取得によって対象物の高精細な判別が可能
■マルチビーム方式︔複数本のレーザー照射により高速で高空間分解能な計測が可能
■製品紹介サイト︓https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/xenolidar.html

東陽テクニカは、これからも世界の先進的、革新的なソリューションをいち早く日本の市場に提供することで、日本の自動運転技術の開発に貢献してまいります。

<UniqueSecABについて>
UniqueSec社は2013年に設立され、短距離・高周波・広帯域のレーダーの信号処理を専門とするメーカーです。レベル計測、距離・速度計測、存在検出、外部監視や物体分類における最先端の信号処理アルゴリズムを開発し、多くの国と地域で特許を取得しています。このアルゴリズムを発展させ、自動車をはじめとするさまざまなアプリケーションで使用されるレーダーの試験・検証ソリューションの設計もしており、先進運転システムや自動運転の安全性と信頼性の検証に役立つ製品を提供しています。
UniqueSec社Webサイト︓https://www.uniquesec.com/

<XenomatiX N.V.について>
 2013年設立のXenomatiX社は、ADASや自動運転の研究開発に用いられる試験計測用高精度LiDARソリューションを提供している会社です。周辺環境計測システム「XenoLidar」の他に、路面形状の計測に特化した路面形状計測システム「XenoTrack-RT」も販売しており、路面プロファイルを使ったシミュレーション試験などに使用されています。また、「XenoTrack-RT」は各車輪前方の路面情報をリアルタイムに出力することが可能で、アクティブサスペンションの研究開発にも用いられています。今後はさらにコンパクト化したLiDARシステムのリリースを計画しており、自動車メーカーやTier1サプライヤーのシステムや部品と組み合わせた新たなソリューションを展開していきます。
XenomatiX Webサイト︓http://www.xenomatix.com/


<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは1953年の創立以来、世界最高水準の“はかる”技術の提供をコアコンピタンスとし、最先端の測定機器の輸入販売と自社開発製品の提供によって、官公庁、大学ならびに企業の研究開発を支援してきました。技術分野は、情報通信、自動車計測技術、環境エネルギー、EMC(電磁両立性)試験、海洋調査、ソフトウェア開発支援、ライフサイエンスなど幅広く、米国や中国の現地法人などを通じて世界にも提供しています。また、2016~2017年にかけて新しい3組織「セキュリティ&ラボカンパニー」「技術研究所」「ワン・テクノロジーズ・カンパニー」を設立。サイバーセキュリティサービスの提供、自動運転車の開発支援、AI(人工知能)を使ったデータ解析など、新しいソリューションの創造に取り組んでいます。「“はかる”技術で未来を創る」のスローガンのもと、これからも産業界の発展と安全で環境にやさしい社会づくりに貢献してまいります。
東陽テクニカWebサイト : http://www.toyo.co.jp/

株式会社東陽テクニカ
●UniqueSec社ターゲットシミュレータ「ASGARD1」について
EMCマイクロウェーブ計測部
TEL︓03-3245-1244(直通) E-mail︓emc@toyo.co.jp
ターゲットシミュレータ「ASGARD1」製品紹介ページ︓https://www.toyo.co.jp/emc/products/detail/ASGARD

●XenomatiX社LiDARソリューションについて
機械制御計測部
TEL︓03-3245-1242(直通) E-mail︓ele2@toyo.co.jp
周辺環境計測システム「XenoLidar」製品紹介ページ︓https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/xenolidar.html



※本ニュースリリースに記載されている内容は、発表日現在の情報です。製品情報、サービス内容、お問い合わせ先など、予告なく変 更する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
※記載されている会社名および製品名などは、各社の商標または登録商標です。








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