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車載用リチウムイオン電池劣化度診断技術の実証試験を開始【三菱マテリアル】

2019年8月29日

三菱マテリアル株式会社(執行役社長:小野 直樹、資本金:1,194億円)は、ゴイク電池株式会社(代表取締役:田畑 章、資本金:3,000万円、以下「ゴイク電池」)と共同で、車載用リチウムイオン電池を交換・廃棄する際の劣化度診断技術の実証試験を開始しましたので、お知らせいたします。

自動車の電動化によりリチウムイオン電池需要は、今後ますます拡大し、これに伴い車載用の廃リチウムイオン電池も増加の一途をたどることが予想されております。当社では廃リチウムイオン電池のリサイクル事業を推進しておりますが、劣化度が小さいリチウムイオン電池は、5G基地局や再エネ発電事業者用等の蓄電池として低コストで再利用することが可能であるため、今後リユース需要も大きく伸びていくことが想定されます。

そこで当社は、短時間で正確に電池の劣化度を測定する画期的な電池診断技術を有しているゴイク電池と共同で、車載用廃リチウムイオン電池の劣化度診断技術の検証を開始いたしました。廃リチウムイオン電池の劣化度を適切に診断することにより、再利用可能な電池とリサイクルすべき電池を仕分けることが可能となり、電池及び資源の有効活用に繋げることができます。今後、事業化に向けた高効率な電池診断技術の共同開発を推進してまいります。

当社グループは、長期経営方針において、「ユニークな技術により、人と社会と地球のために新たなマテリアルを創造し、循環型社会に貢献するリーディングカンパニー」となることを目指しております。リチウムイオン電池のリユース及びリサイクル事業を通じて、さらなる循環型社会の実現に貢献してまいります。

図:リユース・リサイクルフロー

 

【関連リリース】
2019年4月8日
日本磁力選鉱とコバルト、ニッケル等のリサイクル試験を開始
~xEV(電動車両)用リチウムイオン電池からレアメタルを回収~
http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2019/19-0408.html






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