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航空機用先進システム実用化プロジェクトに採択【GSユアサ】
2019年8月28日
株式会社 GSユアサ(社長:村尾 修、本社:京都市南区。以下、GSユアサ)は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の航空機用先進システム実用化プロジェクト※において、今年度から追加された研究開発項目⑧「次世代電動推進システム研究開発」のうち「軽量蓄電池」に関する研究開発の委託先に採択されました。
本プロジェクトの目的は、社会のニーズに対応した、安全性が高く軽量・低コストな航空機用先進システムを開発し、次世代航空機に提案可能なレベルにまで成熟させることであり、本プロジェクトでは、次世代航空機の動力としてモーターおよび蓄電池等による電動化が検討されています。
次世代航空機に搭載される蓄電池には高いエネルギー密度が求められます。本研究開発では、2030年にエネルギー密度1000 Wh/kg(セル単位)の達成を念頭において、セルの要素技術(電極、電解液など)、電池制御システム、モジュール・パック構造の開発を進め、次世代航空機に求められる軽量蓄電池の実現を目指します。
なお、GSユアサは本研究開発において、要素技術の開発を関西大学に再委託します。高エネルギー密度を実現できる蓄電池の正極材料として硫黄正極が有力候補に挙げられ、硫黄正極については、関西大学の石川正司教授が第一人者の一人として精力的に研究開発を進められています。本研究開発の目標達成には、優れた研究機関とのコラボレーションが不可欠であることから、GSユアサは関西大学との連携を密にして、高い目標に向けて挑戦します。
GSユアサは航空機用先進システム実用化プロジェクトへの参画を通じて、次世代航空機の実現に貢献いたします。
※NEDOの航空機用先進システム実用化プロジェクトは8つの研究開発項目で構成されています。航空機用先進システムのプロトタイプモデルを製作し、地上または飛行環境下で従来のシステムよりも優れた性能・機能などを有することの実証を最終目標としています。
■航空機用先進システム実用化プロジェクトの概要
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