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SynopsysとKudanが共同でインテリジェントコンピュータビジョンプロセッシングSoC (System on Chip) の開発を開始【Kudan】

2019年5月21日

SynopsysとKudanが共同でインテリジェントコンピュータビジョンプロセッシングSoC (System on Chip) の開発を開始することを2019年5月20日(米国時間)にアナウンスしております。
SynopsysのARC EV6x Vision Processor IPとKudanSLAMソフトウェアは高効率で高精度なマシンビジョンをAI、自動運転、IoT等アプリケーションに提供します

詳細は news.synopsys.com(下記リンク)をご参照ください。
https://news.synopsys.com/2019-05-20-Synopsys-and-Kudan-Collaborate-to-Accelerate-Development-of-Intelligent-Computer-Vision-Processing-SoCs

■ ハイライト
・Synopsys DesignWare ARC EV6x Embedded Vision Processor IPに最適化されたKudanSLAMソフトウェアアルゴリズムは、AI、自動運転、IoT等のアプリケーションのための高効率で高精度なコンピュータビジョンをを可能にします

・最大4個の512ビットのベクターDSPを含むDesignWare EV6x Vision Processorと、完全にプログラム可能なCNNエンジンは、最大化したスループットを高性能組み込みアプリケーションに提供します

・KudanSLAMソフトウェアアルゴリズムは、マッピングとローカライゼーションの同期的な実行を高速、低消費電力、高精度で実現します

Synopsys, Inc.(Nasdaq: SNPS https://www.synopsys.com/ja-jp.html)とKudan(東証: 4425)はKudanのSLAM(Simultaneous Localisation and Mapping)ソフトウェアアルゴリズムをSynopsysのDesignWare(R) ARC(R) EV6x Vision Processor IP(https://www.synopsys.com/designware-ip/processor-solutions/ev-processors.html)に最適化するために協業することを2019年5月20日(米国時間)にアナウンスします。KudanのKudanSLAMソフトウェアアルゴリズムは、環境地図を生成し拡大すると同時にカメラの位置をその中で継続してトラッキングします。SLAMは自動運転車やドローン、ロボット、拡張現実の端末ローカライゼーションとシーンマッピングの同期実行に活用されます。

Kudanは、最大4個の512ビットのベクターDSPと完全にプログラム可能なCNN(Convolutional Neural Network)エンジンを含む、Synopsys DesignWare ARC EV6x Vision Processorのスケーラブルなハードウェアアーキテクチャを活用し、そのソフトウェアアルゴリズムを軽量化し加速します。ハードウェアとソフトウェアの組み合わせのソリューションは、代替の実装に比べて圧倒的に低い電力とメモリリソースの消費で、LiDAR、ToF(Time of Flight)カメラ、IMU(Intertial Measurement Unit)やオドメトリのデータをインプットしたSLAMのトラッキングとマッピングのタスクを、デザイナーが加速することを可能にします。

「コンピュータビジョンデバイスの効率と精度を向上させるソリューションはマスマーケット向けのSLAMアプリケーションの基礎を築くもののです」とKudanの創業CEOである大野智弘は述べています。「ARC EV6x Vision ProcessorとKudanSLAMの組み合わせは、市場で最も性能と電力効率のよいソフトウェアインフラストラクチャを提供し、製品開発者が自動車の自動運転、ロボット、AR、VR等の革命的なアプリケーションを開発することを可能にします。」

完全にプログラム可能で設定可能なDesignWare ARC EV6x Processor IPのコアは、組み込みアプリケーションに最適化されており、フレキシブルなソフトウェアソリューションと低コストで低消費電力のハードウェアと組み合わせられます。ARC EV6xプロセッサーファミリーは、OpenCV、OpenVXTM、OpenCLTMを含む共通の組み込みビジョン標準に基づく、包括的なソフトウェアプログラミング環境であるSynopsysのMetaWare EV Development Toolkitによってサポートされています。

「性能、消費電力、高精度はコンピュータビジョンのアプリケーションにとって重要な要求となります」とSynopsysのIPマーケティングのヴァイスプレジデントのJohn Koeterは述べています。「KudanのソフトウェアをSynopsysのARC EV6x Vision Processor向けに最適化することをKudanと協業することで、私たちは高い効率性と精度を持つハードウェアとソフトウェアのソリューションをデザイナーに提供し、SLAM機能を実装するためのSoC開発を加速することが可能です。」

■ 製品リリース予定
DesignWare EV6x Embedded Vision Processorは現在入手可能です。EV6x Vision Processorに最適化されたKudanSLAMは2019年下期に入手可能になります

【シノプシスについて】
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、http://www.synopsys.com/japan より入手可能。

【Kudanについて】
Kudan(東証上場コード: 4425)は機械(コンピュータやロボット)の「眼」に相当する人工知覚(AP)のアルゴリズムを専門とするDeep Tech(ディープテック)の研究開発企業です。人工知覚(AP)は、機械の「脳」に相当する人工知能(AI)と対をなして相互補完するDeep Techとして、機械を自律的に機能する方向に進化させるものです。 現在、Kudanは高度な技術イノベーションによって幅広い産業にインパクトを与えるDeep Techに特化した独自のマイルストーンモデルに基づいた事業展開を推進しており、独自の人工知覚(AP)技術に加えて、人工知能(AI)や IoT(Internet of Things)との技術融合に向けたMachine Perception(機械知覚)Deep Perception(深層知覚)やNeural Perception Network(知覚ニューラルネットワーク)に関する研究開発を行っています。 詳細な情報は、https://www.kudan.io/?lang=ja より入手可能。








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