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主要8社のモータに対応&高剛性・高精度・コンパクト モータレス単軸アクチュエータ「Robonity series」発売について【ヤマハ発動機】
2019年3月20日
ヤマハ発動機株式会社は、自動車部品、電機・電子、医療、食品、化粧品などのさまざまな生産工程(組み立て・搬送・塗布・検査など)に用いるスライダタイプのモータレス単軸アクチュエータ「Robonity series(ロボニティシリーズ)※1」を2019年5月7日に発売します。主要8社※2のモータメーカーに対応し、使い慣れたモータやドライバを搭載することが可能です。
Robonity seriesは、高剛性・コンパクト・ローコストが特徴の「Basicモデル:LBAS」と、高精度・高耐久性が特徴の「Advancedモデル:LGXS」をラインナップしています。
「Basicモデル:LBAS」は、ガイドレールとフレームを一体化した新設計構造により、コンパクトでありながら高いモーメント剛性を備えています。「Advancedモデル:LGXS」は、高効率で高精度な研削ボールねじを標準採用し、高い信頼性と耐久性を誇るハイプレシジョンモデルです。本体上面に防塵ステンレスシートを採用しクリーン仕様に標準対応しています。
当社は、自動化生産ラインに必要なさまざまな産業用ロボットを開発製造しており、単軸ロボット、スカラロボット、垂直多関節ロボット、リニアコンベアなど幅広い製品展開が特徴です。このたびこれらの製品群にモータレス単軸アクチュエータを加えることでより多様な自動化のベストソリューションを提供していきます。
なお当シリーズは今後タイプやサイズなどのバリエーションの拡充を図る予定です。
※1. robotとinfinityを合わせた造語で、豊富なバリエーションをそろえるシリーズという意味を込めてネーミング。
※2. Basicモデル。Advancedモデルは3社。
モータレス単軸アクチュエータ 「Robonity series」
BasicモデルLBASの主な特徴
1) コンパクトで高剛性・高精度
ガイドレールとフレームの一体化構造により、コンパクトな幅寸法(従来比:約-20%)を実現しつつ、高いモーメント剛性(従来機比+70%~+200%向上)と、高精度(走り平行度±0.02/800mm)を実現しました。
2) 設置工数の削減・容易なメンテナンス
カバーなどの外装部品を外すことなく上面・底面からも本体固定ができます。また側面には基準面、底にはノック穴が開いており設置が簡単に行えます。スライダ側面にはグリースニップルを設けているため、製品を分解することなくボールねじやガイドへの給脂が行えます。モータ取付けは4方向の中から選択ができ、また折曲げ用専用部品を使うことで納入後でも簡単に組替えが可能です。
・対応モータメーカー
(株)安川電機、三菱電機(株)、(株)キーエンス、オムロン(株)、山洋電気(株)、多摩川精機(株)、
デルタ電子(株)、パナソニック(株)
AdvancedモデルLGXSの主な特徴
1) 研削ボールねじの標準採用により高精度・高剛性・高耐久性
高効率で高精度な研削ボールねじを標準採用し、リード精度はJIS規格の精度等級C5、繰返し位置決め精度は±0.005mmを実現。また高精度な位置決めが可能なので歩留まりを向上。さらに静音化と長寿命化も実現しています。
2) 防塵ステンレスシート標準採用でクリーン仕様に標準対応
本体上面に耐久性に優れた防塵ステンレスシ−トを標準装備し、外部からの異物混入を抑止します。 また、エア吸引用継ぎ手(タップ)を標準装備しているので、配管継ぎ手を取り付けて吸引するだけでクリ−ン環境での使用も可能です。
3) モータ取付方向は折曲げユニットで簡単変更
モータの向きを、標準仕様ストレートやモータ折曲げ仕様(右、左)に簡単に変更可能です。
・対応モータメーカー
(株)安川電機、三菱電機(株)、(株)キーエンス
Robonity series 基本仕様
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