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アライアンス・ベンチャーズ、電気自動車用リチウムイオンバッテリーの技術進化に向け、エネベート社に出資【日産自動車】
2018年11月13日
ルノー・日産自動車・三菱自動車の戦略的ベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ」は本日、米国カリフォルニア州アーバインに拠点を置く先進的なリチウムイオンバッテリー技術を開発する「エネベート」社の直近の資金調達ラウンドで投資を行ったと発表しました。本件は自動車業界の次世代システムの最前線に立つ新興企業や初期段階の開発、起業家を支援するため今年初めに設立したアライアンス・ベンチャーズによる最新の投資となります。
アライアンス・ベンチャーズとオープンイノベーションを担当するアライアンス グローバル バイス プレジデントのフランソワ ドーサは、「エネベート社の直近の資金調達ラウンドで投資できることを嬉しく思います。今回の戦略的投資により、我々はエネベート社が特許を持つ最先端の電極技術の開発を後押しすることが可能となります。この重要領域での開発を継続的に行うことが、我々の電動化戦略を加速させる一助となることでしょう。」と語りました。
今回の投資は、実現すればガソリン車の給油と同程度の時間で高いエネルギー密度の超急速充電が可能となる、画期的なリチウムイオンバッテリーを開発するエネベート社の技術に対する期待の証です。同社の技術はこの分野でのリーダーと認識されています。
エネベート社の社長兼CEOのロバート A ランゴは、「電気自動車のグローバルリーダーであり、世界中の電気自動車ユーザーのニーズを熟知しているアライアンスと戦略的なパートナーシップを結び、共に取り組んでいくことをとても楽しみにしています。」と述べました。
エネベート社の電気自動車用HD-Energy® Technologyは、5分の急速充電による高いエネルギー密度と長い航続距離をその特長としています。また、低温状況での作動性、低コスト、高い安全性の実現にも焦点が当てられています。この短い充電時間は、既存のどのリチウムイオンバッテリーをも上回るものです。
エネベート社は、世界中のバッテリー・電気自動車メーカー及びサプライヤーにシリコン主体のHD-Energy Technologyのライセンス供与を行い、短期間で生産台数を拡大し、次世代機能の採用を加速化することで、電気自動車を次のレベルに押しあげます。
エネベートについて
米国カリフォルニア州にグローバル本社を構えるエネベート コーポレーションはシリコンを主体とするリチウムイオンバッテリー技術のライセンス供与を行っています。同技術は、電気自動車の普及のハードルを取り払い、電気自動車市場に革命を起こします。業界の先駆けとなった同社のシリコン主体の負極および電池(セル)の開発により、超急速充電を実現するHD-Energy® Technologyが生まれました。妥協のない高エネルギー密度、寒冷地の低温でも抜群の充電性能、低コスト、そして従来のグラファイトを使用したリチウムイオンバッテリーを凌ぐ安全性を実現しています。同社に出資するのは、Mission Ventures、Draper Fisher Jurvetson、Tsing Capital、Infinite Potential Technologies、Presidio Ventures(住友商事グループ会社)、 CEC Capital, サムスン、 レノボ、 LG化学、ルノー・日産自動車・三菱自動車等。Enevate, Enevateのロゴ、HD-EnergyおよびeBoostはEnevate Corporationの登録商標です。
同社の詳細こちら:www.enevate.com(英語サイトのみ)
ルノー・日産自動車・三菱自動車について
ルノーグループ、日産自動車、三菱自動車は世界最大の自動車パートナーシップを結んでいます。また、多文化にまたがるパートナーシップとして、自動車業界の中で最長の継続期間と最高の生産性を誇ります。2017年には、パートナー各社合計で、世界の200か国近くで1,060万台以上の車両を販売しました。3社は競争力強化のため、協業とシナジー最大化に注力しています。また、3社はドイツのダイムラー、中国の東風汽車などの自動車メーカーと戦略的な協力関係を結んでいます。本戦略的アライアンスは、ゼロ・エミッション車における業界リーダーであり、最新の先進技術を開発しながら、自動運転およびコネクティビティの機能やサービスを、手頃な価格の幅広い車種で提供していく予定です。
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