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産業用ディーゼルエンジン24型式において、欧州ノンロードエンジン第5次排出ガス規制認証を取得【ヤンマー】
2018年11月6日
< EU StageV認証を取得した立型水冷ディーゼルエンジン「4TNV88C」>
ヤンマー株式会社(本社:大阪市、社長:山岡健人)は、2019年から始まる欧州ノンロードエンジン第5次排出ガス規制(通称:EU StageV)開始に伴い、新たに規制が適用される19kW未満の出力域や、より厳しいNOx※1規制、PM/PN※2規制に適合する産業用ディーゼルエンジンの認証取得を順次進め、下表の当社製ディーゼルエンジン全てにおいてEU StageV認証を取得しました。
欧州においては、環境負荷低減による将来世代への地球環境保護を目的に、一段と厳しいEU StageV規制が2019年から2020年にかけて開始となります。
今回認証取得した24型式のディーゼルエンジンは、欧州で販売される建設機械や農業機械など、様々な産業機械に搭載されていきます。
EU StageV 認証取得エンジン
欧州ノンロードエンジン第5次排出ガス規制(EU StageV)の概要
欧州におけるノンロード移動機械に搭載されるエンジンに対する新しい排出ガス規制で、通称EU StageVと呼ばれ、エンジン出力値により2019年から2020年にかけて規制開始となります。この規制では、従来対象外となっていた19kW未満ディーゼルも新たに規制対象となります。
19kW以上は、NOxやPMの規制値が一段と厳しくなると共に、あらたにPN規制が追加され、概ね現時点で、世界で最も厳しい排出ガス規制となります。
エンジン機種により、市場において稼動するディーゼルエンジンの排出ガス制御部品に、万一不具合が生じた場合、および不正改造が行われた場合は、エンジン運転を制限する制御が新たに必要となります。
※1 NOx:一酸化窒素(NO)・二酸化窒素(NO2)など窒素酸化物の総称。
※2 PM:パティキュレートマターの略。ススなどの浮遊粒子状物質。
PN:パティキュレートナンバーの略。従来の排出ガス内に含まれる一定単位あたりの粒子状物質の重量を
規制するPM規制とは別に、一定単位あたりに含まれる粒子数の規制。
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功しました。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカーです。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開しています。
「自然と共生し、食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決するとともに、未来へつながる社会とより豊かな暮らしへの貢献」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会”A SUSTAINABLE FUTURE”実現への貢献を目指しています。
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