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汎用エンジン「GCV」シリーズを全面改良【本田技研工業】

2018年6月13日

汎用エンジン「GCV」シリーズを全面改良

 Hondaは、汎用エンジン「GCV」※1シリーズをフルモデルチェンジし、欧州の各種作業機械メーカーに向けて2018年9月より順次販売を開始します。GCVシリーズは、芝刈機や高圧洗浄機のパワーユニットとして、ご好評をいただいており、累計生産台数は全世界で3,600万台※2を超えています。


GCV145

 新型GCVシリーズでは、従来のGCV160、GCV190の2モデル構成に対し、「GCV145(総排気量:145cm3)」、「GCV170(166cm3)」、「GCV200(201cm3)」の3モデルを設定。優れた燃費性能はそのままに、燃焼室形状の変更などによる燃焼技術の向上により、クラス最大※3の出力・トルクを実現。同時に始動性の向上や振動の低減など一般家庭での使用を前提とした作業機器用パワーユニットとしての使いやすさも追求しています。

 また、新型GCVシリーズを生産する熊本製作所では、二輪車生産のノウハウを活用した「GCV自動化組立ライン」を導入し、高効率かつ高品質なエンジン生産を可能としました。

 さらに、新型GCVシリーズはHondaの歩行型芝刈機にも搭載され、オーストラリア、欧州、北米、日本など各地域で順次発売する予定です。

※1 GCV160<総排気量160cm3、最大出力3.3kW(4.4PS)>、
   GCV190<総排気量186cm3、最大出力3.8kW(5.1PS)>の2モデル
※2 1997年6月~2018年3月
※3 140cm3~150cm3、160cm3~180cm3、200cm3~210cm3の各排気量レンジ。
   Honda調べ(2018年5月末現在)

販売計画台数(国内海外合計・2018年度)
GCV145/GCV170/GCV200 合計:400,000台

新型GCVシリーズの主な特長

エンジン性能
・エンジン骨格の抜本的な見直しを図り、構造や構成部品の最適化などにより従来モデル比4%(約0.4kg)※4の軽量化を図りながらクラス最大の出力とトルクを実現しています。
※4比較の対象はGCV160とGCV170。GCV190とGCV200の場合は18%(約2.2kg)の軽量化

低排出ガス
・燃焼室形状を従来のバスタブ型からペントルーフ型へ変更するなど、さらなる燃焼技術の進化を図ることでクラストップレベル※5の低排出ガスを実現。世界有数の厳しい排出ガス規制のひとつである欧州排気ガス規制EU Stage V※6をクリアしています。
同時に、始動性も向上させることで一般家庭向け作業機器用パワーユニットとしての使いやすさを追求しています。
※5 Honda調べ(2018年5月末現在)
※6 2019年1月1日より施行

低騒音&低振動
・樹脂製マフラープロテクターの採用やマフラー内部構造の改良により、エキゾーストノイズの音質を改善。また、クランクシャフト形状の最適化により振動も低減しています。

デザイン
・従来エンジンの取り付け位置など搭載互換性を確保しながら、供給先である相手先ブランド(OEM)の商品デザインの自由度を拡大する新デザイントップカバーを採用しています。

使い勝手
・置を最適化するとともに、燃料給油口の口径を拡大するなど使い勝手を向上しています。

新型GCVシリーズ主要諸元




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