ニュース

秋田新幹線用車両と埼京線・横浜線用車両の新造について【東日本旅客鉄道】

2012年4月10日

JR東日本では、東北新幹線での320㎞/h運転をめざし、段階的に高速化を進めています。2013年春から東北新幹線の宇都宮~盛岡において、E5系とE6系の併結列車で300km/h運転を実施するために、秋田新幹線用のE6系新幹線車両を順次製造いたします。
また、首都圏においては、通勤・近郊形電車の新型車両への取替を順次進めていますが、今回、埼京線・横浜線用にE233系通勤形車両を新造いたします。

1. 秋田新幹線用車両(別紙 1,2)

(1) 編成数
秋田新幹線用にE6系新幹線車両(7両編成)を23編成(161両)新造いたします。新造車両は、2012年11月以降落成し、2014年春までに23編成落成の予定です。現在走行試験を実施している量産先行車1編成(7両)も、走行試験を終え次第、営業列車に投入いたします。

(2) 運転開始時期
2013年春からの運転を予定しております。運転の詳細については、決定次第お知らせいたします。

(3) 運用区間
秋田新幹線(東京~秋田)

(4) 車両の特長
・ 新幹線区間を320km/hで走行するためのロングノーズタイプ先頭形状、乗り心地向上のための全車フルアクティブサスペンションなどを導入しました。
・ 環境性能を確保し、バリアフリー設備を充実させるとともに、E3系の6両編成と同等の定員を確保するため7両編成としました。
・ エクステリアは微気圧波を低減する性能が生み出したデザインとし、気品と大胆さを併せ持つ塗色を施しています。インテリアは「ゆとり」「やさしさ」「あなたの」をキーワードに「丁寧な拵えと誂え」をコンセプトとしてデザインしました。

2. 埼京線・横浜線用通勤形車両(別紙3)

(1 )編成数
埼京線用(10両編成)を31編成(310両)、横浜線用(8両編成)を28編成(224両)、E233系通勤形車両を新造します。

(2) 運転開始時期
埼京線は2013年度から、横浜線は2014年度から順次運転を開始します。

(3) 運用区間
埼京線用
埼京線(大崎~大宮)、川越線(大宮~川越)
東京臨海高速鉄道(大崎~新木場)
横浜線用
横浜線(東神奈川~八王子)、
京浜東北・根岸線(東神奈川~大船)

(4) 車両の特長
・ 定員が従来の205系と比較して約1割増加し、混雑が緩和されます。
・ 当社で初めて車内照明をオールLED化します。従来の蛍光灯の約6割の消費電力量とすることができます。
・ 205系と比較して約7割の消費電力量で走行できます。

E233系は、2006年度の中央快速線を皮切りに、京浜東北線、常磐線各駅停車、京葉線、東海道線に投入している首都圏の通勤・近郊形車両です。
「故障に強い車両」「人にやさしい車両」「情報案内や車両性能を向上した車両」をキーワードとし、主要機器の二重系化、ユニバーサルデザインを考慮したインテリア、快適性向上のための座席幅拡大等を行っている他、車内外の情報案内装置を充実させています。

本文および別紙はこちら


東日本旅客鉄道株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#東日本旅客鉄道
#鉄道