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自動車用水性塗装システム「アクアテック塗装」が平成30年度全国発明表彰「発明賞」を受賞【マツダ】
2018年5月17日
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、自動車用水性塗装システム「アクアテック塗装」が、公益社団法人発明協会主催の平成30年度全国発明表彰において、「発明賞」を受賞したと発表しました。
本発明表彰は、皇室から毎年御下賜金を拝受し、我が国における発明等の完成者並びに発明の実施及び奨励に関し、功績のあった方々を顕彰することにより、科学技術の向上及び産業の発展に寄与することを目的として行っているものです。
自動車塗装において、有害な揮発性有機化合物(VOC)の削減効果に優れた水性塗装は、美しい塗膜を作る過程で塗膜中の水を蒸発させるため多大なエネルギーが必要となり、CO2排出量低減が課題となります。本発明では、水性塗装に求められる機能のひとつである乾燥について追求し、塗装吹付ブース内に供給する空気の温湿度を、冷却機を使わずに加湿機/加温機のみで制御することでエネルギー消費を低減し、一般的な水性塗装に比べCO2排出量を34%削減することに成功しました。また水の蒸発速度を高精度にコントロールすることにより、塗装品質の向上も同時に実現しています。
今回受賞した「アクアテック塗装」は、塗装の機能と品質をさらに向上させた上で、世界トップレベルの環境性能と優れた経済性を同時に実現したことなどが高く評価されています。なお、表彰式は6月12日(火)、ホテルオークラ東京(東京都港区)において行われる予定です。
受賞対象: 揮発性有機化合物とCO2の排出を削減する塗装技術の発明(特許第5493814号)
受賞者: 和泉 昭雄(いずみ あきお) マツダ株式会社 車両技術部
藤井 嘉治(ふじい よしはる) マツダ株式会社 車両技術部
マツダは、今回の受賞を励みに、将来においても「地球」、「社会」、「人」とクルマが共存する世界の実現を目指し、「走る歓び」にあふれたカーライフを通じて、お客さまの人生をより豊かにし、お客さまとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指してまいります。
【ご参考】
■公益社団法人 発明協会
http://koueki.jiii.or.jp/index.html
■マツダの自動車用水性塗装システム「アクアテック塗装」のご紹介
http://www.mazda.com/ja/innovation/technology/env/other/paint_tech/
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