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EasyBlank Cloud Service【オートフォームジャパン】
2017年10月30日
EasyBlank Cloud Service
迅速なブランク形状検討および材料コスト見積り
金型設計と板金成形シミュレーションソフトウェアの世界的リーディングカンパニーであるオートフォーム(本社:スイス)の日本法人、オートフォームジャパン㈱(東京都港区、代表取締役:マルコ A. クリベリ)は、クラウドにてEasyBlankソフトウェアの運用を開始します。この新しいEasyBlank Cloud Serviceは、ウェブをベースとした無料のアプリケーションで、新たなソフトウェアをインストールすることなく、ブラウザから直接アクセスできます。結果はブラウザに表示されますが、IGS CAD形式にて保存でき、またExcel形式の詳細レポートも作成できます。
クラウド・コンピューティングは、急速に普及が進んでいます。技術開発の最先端をゆくAutoForm社では、クラウドにてEasyBlankソフトウェアの運用を開始します。EasyBlank Cloud Serviceは、プレス成形分野における中小規模企業のニーズにお応えします。
このEasyBlankソフトウェアは、プレス成形部品設計者、金型およびダイ設計者、材料コスト見積り作成者向けに開発されました。AutoFormの先進的なシミュレーション技術を使い、CAD部品形状から展開したブランク外形線を迅速に検討します。EasyBlankには複数のネスティング・レイアウトがあり、お客様のニーズに合わせて最適なタイプを指定できます。プレス成形で使用頻度の高い材料に関して、すべての主要パラメータを揃えた材料データベースを、EasyBlankにてご利用いただけます。これらのフィーチャーに加えて、EasyBlankから製品のフィージビリティも検討できます。フィージビリティの早期検討によって、費用のかかる後期段階での部品設計の変更を減らすことができ、また材料コストを早期に最適化することが可能になります。解析結果はExcelベースのレポートとして抽出でき、ブランク外形線、最適なネスティング・レイアウト、材料の消費量およびコスト、部品の板減分布、成形可能性の図表や関連するFLD図などのなどの詳細情報を確認できます。EasyBlankではこのようなレポートを自動作成でき、社内部署間やOEMとサプライヤのコミュニケーションを促進します。
AutoFormのソフトウェア・ポートフォリオ、特にAutoForm-StampingAdviserplusを有効活用することで、ブランク形状の検討や材料コストの見積りの結果をより正確に算出することができます。ソフトウェアは拘束力や詳細な材料特性などの成形条件を考慮するため、フィージビリティの結果に対する信頼性が高まります。AutoForm-StampingAdviserplusを使用することで、より良い余肉の検討も可能となり、またネスティングのオプションも増えるため、材料コストの見積りがより正確となります。AutoForm-StampingAdviserplusソフトウェアには多くの利点がありますが、EasyBlank Cloud Serviceは、プレス成形業界における小中規模企業の選択肢であることに変わりはありません。Markus Thomma氏のコメントです。「EasyBlankソフトウェアをクラウド上で提供できることを嬉しく思います。ブランクの形状や最適な材料コストをこれまでになく迅速に検討できます。EasyBlankのユーザーはクラウド・コンピューティングから大きな便益を得ることができるでしょう – インストールやアップデートの必要は一切ありません。」
AutoForm Engineering GmbHについて
AutoForm は、金型設計およびプレス成形業界のプロセス・チェーン全体にわたるソリューションを提供しています。業界に精通した社員300名を擁し、製品の製造、工具・原料費計算、ダイ・フェース設計、バーチャル・プロセス最適化に特化したソフトウェアのリーディング・カンパニーとして高く評価されています。大手自動車メーカー20社やほぼすべての関連企業が、AutoFormを利用しています。スイスのチューリッヒを本拠として、その拠点網はドイツ、オランダ、フランス、スペイン、イタリア、アメリカ、メキシコ、ブラジル、インド、中国、日本、韓国に広がっています。この他15カ国以上に代理店を設けています。詳しくは弊社ウェブサイトをご覧ください。www.autoform.com
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