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環境にやさしい運転席エアバッグモジュールを開発【TRW】
2012年3月6日
米国ミシガン州リボニア(2012年3月1日)-世界有数の自動車部品メーカーで、アクティブセーフティ(予防安全)・パッシブセーフティ(乗員安全)システムの世界的リーダーであるTRWオートモーティブ・ホールディングス(本社:米国ミシガン州リボニア、以下TRW)は本日、環境にやさしい再生プラスチック材料を使用した各種の運転席エアバッグモジュールを発表しました。環境にやさしい「グリーン」な新型エアバッグモジュールを開発したのは、TRWが業界初となります。新しいエアバッグモジュールでは、エアバッグカバーやリテーナプレートなどの構成部品がバイオ素材で作られており、環境面で高い優位性を有しています。
TRWの運転席エアバッグおよびステアリングホイールシステム部門担当のコアエンジニアリングマネージャ、マニュエル・ポヤント(Manuel Poyant)は、次のように述べています。「TRWが開発した運転席エアバッグモジュールには、新しいバイオ素材を使用しており、環境面で非常に大きなメリットがあります。まず、バイオ素材を利用することで、特に車内の温度が高くなった際に、内装材から発せられる低レベルのガスの発生量低減を図ることができます。大手自動車メーカーは、トリム材料から発せられる指定化学物質の発生量に制限値を導入し、削減に向けた取り組みを行っており、業界の重要課題となっています。また、この新しいプラスチック材料は、大部分が再生可能な原材料に由来していることから、化石燃料の節約につながります。自動車業界は環境にやさしく、持続可能な製品開発を重視しており、近年のプラスチック分野の目覚ましい進化もあり、バイオ素材をはじめとする環境にやさしいグリーン・テクノロジーの活用は、自動車メーカーにとって優先課題となっています。こうした中で、TRWが開発した新しい技術に、お客様からも大きな関心が集まっています」。
TRWは、新しい運転席エアバッグモジュールの生産を2012年半ばから開始する計画で、向こう数年間で石油系素材を使った従来型のエアバッグは、徐々にバイオ素材を使用した新型エアバッグに置き換えられる予定です。
TRWについて
TRWオートモーティブは世界有数の自動車部品サプライヤー。ニューヨーク証券取引所上場。米国ミシガン州リボニアを本拠とし、子会社を含め26カ国で事業を展開する。従業員数は世界で約60,000人。主要製品は、車両コントロールシステム、ドライバーアシストシステム、ブレーキシステム、ステアリングシステム、サスペンションシステム、セーフティシステム(シートベルトおよびエアバッグ)、電子部品、エンジンコンポーネント、ファスナー部品など、この他アフターマーケットの交換部品と各種サービスの提供も行っている。2011年度の売上高は162億ドル。日本国内では、TRWオートモーティブジャパン株式会社として事業を展開、主要日本自動車メーカーに製品を提供している。同社に関する詳細な情報は、Webサイトhttp://www.trwauto.co.jp/でもご覧いただけます。
本プレスリリースにおける「TRWオートモーティブ」、「TRW」、「当社」などの文言は、別途記載がない限り、すべてTRWオートモーティブ・ホールディングスとその子会社を指します。
*本リリースは、3月1日(現地時間)に米国ミシガン州リボニアで発表されたリリースの日本語版です。
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