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日産の新型「リーフ」の自動駐車機能に採用【ルネサス エレクトロニクス】
2017年9月7日
ルネサス エレクトロニクス㈱(代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下ルネサス)は、このたび、日産自動車㈱(以下日産)が9月6日に公開する100%電気自動車「リーフ」に搭載される本格的な自動駐車機能「プロパイロット パーキング」に、ルネサスの車載情報・ADAS(Advanced Driving Assistant System)用SoC(System on Chip)「R-Car」ならびに車載制御用マイコン「RH850」が採用されたことを発表します。
今回、日産リーフの「プロパイロット パーキング」に採用されたSoC「R-Car」は、自動駐車システムにおいて、駐車できる空間を認識して障害物がないかを確認し、アクセルやブレーキ、ハンドルやシフトに制御の指令を出す役割を担います。R-Carは、画像認識処理を専門に行うルネサス独自の並列イメージプロセッサ(IMP)を搭載しており、車載用の最新デジタルCMOSカメラからの高解像度な画像を、高速かつ低消費電力で信号処理が可能です。このR-Carからの車体制御の指令をうけとった車載制御用マイコンのRH850は、各ECU(Electronic Control Unit)にその指令を伝達、これらの情報をもとにして、日産リーフの「プロパイロット パーキング」は目標とする駐車スペースへの安全・正確な駐車を行います。
日産自動車㈱ アライアンスグローバルダイレクター/VPの吉澤 隆氏は、次のように述べています。「日産は運転支援技術普及の一環として、ルネサスの画像処理プロセッサを用いて、アラウンドビューモニターを他社に先駆けて実用化してまいりました。この画像処理技術を活用し、今回、日産リーフにおいて本格的な自動駐車技術である「プロパイロット パーキング」を共に実現できたことを嬉しく思います。」
ルネサスエレクトロニクス㈱ 執行役員常務の大村 隆司は次のように述べています。「ルネサスは、車載分野での経験に基づき、性能や品質はもちろんのこと、熱の抑制やスペースなどのバランスが大切だと考えています。今回、こうした実績が認められ、日産の新しい自動駐車システムに当社製品を採用いただけたことを光栄に思います。今後さらなる自動運転に向けた技術開発を、自動車業界発展のために、強力に推進してまいります。」
ルネサスは、自動運転時代に向けた新たなプラットフォーム「Renesas autonomy™」を推進しており、今後も次世代のクルマに向けて革新的なソリューションを積極的に提供することにより、安心・安全な自動運転社会に貢献してまいります。
※Renesas autonomyは、ルネサス エレクトロニクス㈱の商標です。その他、本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。
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