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フランスの高速列車TGVの車軸用軸受を受注【日本精工】
2017年8月23日
日本精工㈱(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 内山 俊弘、以下NSK)は、フランスの国有鉄道、SNCFより高速列車TGVの車軸用軸受を正式受注しました。
NSKはこの度、SNCFのTGVの車軸用軸受を正式に受注しました。時速320KMで走るTGVの車軸用軸受は、安全走行に直接影響する重要保安部品であり、塵埃、降雨、降雪などの過酷な状況下での信頼性、ならびに長期耐久性が要求されます。
NSKでは、プロジェクトとして5年にわたる評価を重ね、SNCFによる数々の審査や100万キロを超える現車走行試験に合格。SNCFの認定サプライヤー(qualified supplier)として登録(2016年11月)されました。
NSKは、1964年に走行を開始した初代新幹線0系以降、軸受メーカーとしては唯一、全種類の国内新幹線に軸受を提供し、日本の鉄道事業の発展を支えてきました。近年では、韓国、中国など世界の多くの鉄道車両にも軸受を提供しています。その実績や技術力を評価いただき、この度の受注に至りました。
TGVに使用される車軸用軸受
車軸用軸受には、線路の継ぎ目やポイントでの衝撃による垂直荷重、カーブや傾斜による横方向荷重など、多様な荷重が掛かります。
本軸受では、これらに対応可能するための最適な材料選定と内部設計、専用シールなどの採用により、高い信頼性と長期に渡る耐久性を実現しています。
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