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電気トラック「eCanter」ポルトガルで生産開始【三菱ふそうトラック・バス】

2017年8月1日

● ポルトガルのトラマガル工場で北米、欧州向け電気トラック「eCanter」の生産開始
● ポルトガル共和国大統領が生産開始式典に臨席
● 日本向け電気トラック「eCanter」は7月に川崎工場で生産開始


三菱ふそうトラック・バス㈱(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:マーク・リストセーヤ、以下 MFTBC)は、生産拠点の一つであるポルトガルの三菱ふそうトラック・ヨーロッパ(以下 MFTE)トラマガル工場にて、電気小型トラック「eCanter」を生産開始したことを発表しました。同工場で生産する「eCanter」は北米と欧州へ輸出します。

ポルトガル政府は、2010年の早い段階から「eCanter」開発に協力してきました。生産開始イベントでは、ポルトガル共和国大統領のマルセロ・レベロ・デ・ソウザ氏が祝辞を述べました。

「トラマガル工場での生産開始によって、私たちは電気トラックを量産する初めてのグローバル・メーカーとなります。これからは、大都市での排出ガスゼロのトラックへの高まる需要に応えていきます。

大都市の象徴であるニューヨークでは、既に注文を頂いており9月には現地で発表を控えています。ポルトガルは北米と欧州向け車両の生産だけでなく、これまでポルトガル政府とリスボン市との強固な協力のもと2014年から当地にて試験も行ってきました。」(マーク・リストセーヤ:MFTBC代表取締役社長・CEO)

日本では、5月に川崎工場内に国内で初めて電気トラック用の急速充電設備を開設、国内市場初のお客様である㈱セブン-イレブン・ジャパン様に年内25台を納入することを発表しました。また、7月より国内向け「eCanter」の生産を開始しました。そして、今回ポルトガルでの生産開始によって、グローバルに同車両を展開していきます。

MFTBCは確実に電気商用車両の開発と生産を進めていきます。

電気小型トラック「eCanter」

MFTBCは世界中で増大する騒音と汚染問題を電気小型トラック「eCanter」導入により解決します。

環境に優しい車であると同時に、高い経済性をお客様に提供します。

2014年から2017年にかけてポルトガルとドイツにて、車両をお客様に提供し実用供試を行い、都市内配送に適していることを実証しました。

通常のディーゼル車と比較し、走行1万キロあたり、1000ユーロのコスト削減が可能となっています。

また、効率的な輸送を行う為の十分な積載量2トンを確保しつつも、航続距離は短距離配送業務の平均的な一日の走行距離を上回る、100㎞以上を達成しています。


ポルトガル・トラマガル工場での電気トラック「eCanter」 生産開始イベント 左:MFTBC代表取締役社長・CEO、マーク・リストセーヤ 中央:ポルトガル共和国大統領、マルセロ・レベロ・デ・ソウザ氏 右:三菱ふそうトラック・ヨーロッパ社長、ジョージ・ローザ








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