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MathWorksがMATLAB/Simulink製品ファミリーのRelease 2017aを発表【MathWorks Japan】
2017年3月10日
MathWorksは、MATLABおよびSimulinkにさまざまな新しい機能を追加した「Release 2017a(以下 R2017a)」を発表しました。R2017aには、ADASと自動運転システムを設計、シミュレーション、およびテストするための新製品Automated Driving System Toolboxが追加されました。また、他の86製品へのアップデートおよびバグ修正も含まれています。
MATLAB 製品ファミリー
・MATLAB
○ タイトル、ラベル、凡例、その他の注釈など、Live Editor内での対話的な図の更新、およびライブ スクリプト出
力を他のアプリケーションにコピーする機能
○ データ可視化のためのheatmapチャート機能
○ ismember、sort、conv、および移動統計関数など、tall配列を操作する関数を追加
・Econometrics Toolbox
○ 応答と一連の予測子変数の関係を分析するためのベイズ線形回帰モデル
○ 外生予測変数を含む多変数時系列データを分析するためのベクトル自己回帰モデル
・MATLAB Production Server
○ IT設定および制御のためのWebベースのサーバー管理ダッシュボード
・Neural Network Toolbox
○ 回帰タスクを行うための、PC、クラスター、およびクラウド上で複数GPUにるたたみ込みニューラル ネットワー
ク(CNN)を学習させる深層学習アルゴリズム
○ 画像最適化による、CNNモデルが学習した特徴量の可視化
○ 事前学習済みCNN モデル(AlexNet、VGG-16およびVGG-19)およびCaffe Model Zooのモデルのウェイトを
移す関数
・Statistics and Machine Learning Toolbox
○ 教師あり機械学習による回帰モデル学習を行う回帰学習器アプリ
○ サポート ベクター マシン(SVM)および単純ベイズ分類、バギング決定木、およびlasso回帰のためのtall配列
アルゴリズム
・Computer Vision System Toolbox
○ Fast R-CNNおよびFaster R-CNNによる、オブジェクト検出のための深層学習
・Automated Driving System Toolbox
○ ADASおよび自動運転システムを設計、シミュレーション、およびテストするための新製品
Simulink 製品ファミリー
・Simulink
○ Simulinkプロジェクト アップグレードにより、プロジェクトのすべてのファイルを最新リリースに対応するように
簡単に更新
○ parsimコマンドにより、複数のシミュレーションを並列化して直接実行
○ メモリにデータをロードせずにMATファイルから大量の入力信号をストリーミング
○ 信号をバスにすばやくグループ化するためにバス配線を減らし、サブシステム間およびサブシステム内の信号線を
減らすためにバス要素端子を自動作成
○ 信号配線時にブロックに入出力端子を自動的に追加
・Simscape Multibody
○ ランタイム パラメーターにより、シミュレーション タスクを高速化し、Cコードを再生成せずにコンポーネント
のパラメーターを変更
○ マルチボディ シミュレーションでクラウド ベースCADアセンブリを使用するためのOnshape CADインポート
信号処理・通信
・Antenna Toolbox
○ アンテナ設計アプリにより、望ましい特性のアンテナの選択と解析をインタラクティブに実施
・Communications System Toolbox
○ マルチパスや散乱伝播シナリオで適用される空間定義されたMIMOチャネルのモデル化およびシミュレーション
・LTE System Toolbox
○ 3GPP 5G新無線技術をシミュレートするMATLAB関数
○ 公共安全および車両通信アプリケーションのためのLTE-A ProSe直接通信のリンクレベル シミュレーションを実
現するSidelinkレシーバー機能
・WLAN System Toolbox
○ IEEE 802.11ad準拠波形の生成をサポート
コード生成の更新プログラムには以下が含まれます:
・Embedded Coder
○ 以前のリリースから生成されたモデル参照コードを再利用するためのクロスリリース コードの統合
・Simulink Coder
○ MATLAB Functionブロック シミュレーションおよびコード生成における動的メモリサポート
・HDL Coder
○ IEEE標準の単精度浮動小数点演算からのHDLコード生成
・HDL Verifier
○ MATLABまたはSimulinkで解析するための内部FPGA信号のプロービングおよび取得をサポート
検証と妥当性確認
・Polyspace Bug Finder
○ MISRA C:2012 Amendment 1と新しい暗号化ルーチンに対するコードチェック
・Simulink Verification and Validation
○ クローン検出の改善により、繰り返し登場するライブラリ パターンおよびサブシステム クローンをリファクタリ
ング
○ DOORS Next Generationの要件にモデル要素をリンクして追跡するDOORS Next Generationサポート
・Simulink Design Verifier
○ シミュレーション用にスライサーの強調表示でステート アクティビティ タイミングの効果を可視化
・Simulink Code Inspector
○ MATLAB、Simulink、およびStateflowでループ演算および循環演算をサポート
R2017aは世界中で今すぐに入手可能です。詳細については、R2017aリリース ハイライトをご覧ください。
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MathWorksについて
MathWorks(マスワークス)は、数学的計算で業界をリードする世界的なソフトウェア開発会社です。MATLABは、Language of Technical Computing(技術計算のための言語)として、アルゴリズム開発、データ解析、視覚化、数値計算のためのプログラミング環境を提供します。Simulinkは、マルチドメイン シミュレーションやダイナミック システムおよび組込みシステムのモデルベース デザインのためのグラフィカル環境です。世界中のエンジニアや科学者が、自動車、航空宇宙、エレクトロニクス、金融機関、生命工学、製薬などの産業分野において、発見、革新、開発を加速させるためのツールとしてこれらの製品ファミリーを活用しています。また、MATLABおよびSimulinkは、教育および研究に欠かせないツールとして、世界各国の大学や教育機関において活用されています。MathWorks は 1984 年に創業、現在は、マサチューセッツ州ネイティックを本拠地とし、世界15か国で3500名以上の従業員が活躍しています。詳細については、mathworks.comをご覧ください。
MATLABとSimulinkは、MathWorksの登録商標です。その他の商標のリストについては、mathworks.com/trademarksをご覧ください。その他のブランドあるいは製品名などの商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
本件に関するお問い合わせ先
MathWorks Japan
Email : public_relations@mathworks.co.jp
TEL : 03-6367-6700
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