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ベトナム高速道路向け高度道路交通システム(ITS)が運用開始【東芝】
2017年3月10日
ベトナム高速道路向け高度道路交通システム(ITS)が運用開始
日本企業として初の海外向けITSパッケージを納入
当社がベトナム高速道路公社(Vietnam Expressway Corporation、以下、VEC)に納入した、高速道路向け高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)が本日運用を開始し、ITS交通管制センターの開所式典が開催されました。式典には、ベトナムの交通運輸省(Ministry of Transport)のギア大臣やVECのベト会長らが出席しました。
ITSの運用が開始されたのは、ベトナム南北高速道路の一部である、ホーチミン市とゾーザイ市を結ぶ約55kmの区間です。今回、交通管制システム、設備監視システム、料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection system)などのITSパッケージのうち、交通管制システムと設備監視システムなどが運用を開始しました。
本案件は、2014年に当社を含む日系コンソーシアムがVECから受注したもので、当社はITS機器の納入を担当しました。日本企業が海外においてITSパッケージを納入するのは初めてです。
ホーチミン市を含むベトナム南部地域では、経済発展による交通量の増加により、渋滞の発生が深刻化しています。ホーチミン市とゾーザイ市を結ぶ区間は、2014年1月の一部開通以降、3,000万台に及ぶ車両が通行している幹線道路であり、今回のITS導入により、今後も継続して増加が見込まれる交通需要への対応、物流効率化および交通渋滞の緩和に貢献します。
ベトナムでは急速な経済発展を背景に、北部の首都ハノイ、中部のダナン、南部のホーチミンを高速かつ確実に接続することを目的とした南北高速道路(全長1,811km)など、22路線、計約6,000kmの高速道路整備計画があります。
当社は、今後も交通管制システムやETCをはじめとしたITSの提案を行い、高効率な道路交通システムの導入を通じて、ベトナムの経済発展に貢献していきます。
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