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スポーツコミューター「TMAX530」2017年モデルを発売【ヤマハ発動機】
2017年3月7日
電子制御スロットル、軽量フレームの新採用などで走行性能がさらに進化
スポーツコミューター「TMAX530」2017年モデルを発売
ヤマハ発動機㈱は、水冷・直列2気筒530cm³エンジンを搭載するオートマチックスポーツコミューター「TMAX530」をモデルチェンジし、4月7日から発売します。
2017年モデルは、”Master of Scooter”をコンセプトに開発。当社スクーター初の電子制御スロットルや新設計の軽量アルミフレーム、リンク式リアサスペンションなどの採用で走行性能を高めながら、軽快感とエレガントさを兼ね備えたデザインを採用し所有感を向上させました。主な特徴は、1)電子制御スロットル「YCC-T」※1およびTCS※2、走行モードを選べるD-MODEなど電子制御技術の採用、2)新設計アルミフレームなどによる軽量化(「SX」では現行比7kg減)、3)TMAXのDNAを受け継ぎながら、軽快でスポーティなエクステリアとエレガントなインテリアの二面性を備えた新デザインなどです。
スタンダード仕様の「SX」と、クルーズコントロールシステムや電動調整式スクリーンの採用など快適装備を充実させた「DX」を設定。いずれもABS標準装備です。
※1 YCC-T:ヤマハ・チップ・コントロールド・スロットル=アクセル操作を検知したECUが最適なスロットルバルブ開度を瞬時に演算、モーター駆動でスロットルバルブを作動させて吸入空気量を制御するシステム
※2 TCS:トラクション・コントロール・システム
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
2017年モデル「TMAX530」の新たな特徴
1)YCC-TおよびTCS、走行モードを選べるD-MODEなど電子制御技術を採用
当社スクーター初となる電子制御スロットル「YCC-T」を採用、”滑らかなレスポンス”と”スポーティなパワー”を両立させています。さらに濡れた路面や未舗装路での滑らかな発進性を支えるTCSを採用しました。D-MODEは走行環境や好みにより走行モードが選択可能で、市街地での扱い易さを重視した「Tモード」、パワーやスポーティな走行フィーリングを重視した「Sモード」の2種類のモードを楽しめます。
2)新設計アルミフレームなどによる軽量化(「SX」では現行比7kg減)
新設計の軽量アルミダイキャストフレームを採用したほか、2次駆動用のVベルトは軽量で強度に優れた25㎜幅ベルトとし、あわせて前後プーリーも新作。バネ下重量低減を図る新作4.50インチ幅リアホイール(現行5.00)、軽量タイヤ、樹脂製リアフレームなどの相乗効果で大幅な軽量化を行いました。
3)駆動感を伝える新設計リアアームとリンク式モノクロスサスペンション
新設計のアルミ製リアアームを採用、現行比で40㎜ロング化し、駆動力変化に伴う対地角変位量を最適化。これに新設計のリンク式モノクロスサスペンションを組み合わせました。軽量ボディとの相乗効果で、自然な操舵感、優れた旋回性、素早い切り返しを楽しめます。
「DX」にはリアサスペンションの初期荷重と伸側減衰力の調整機能を備えています。
4)大容量シート下トランク
シート下トランクは、新設計のフレームと樹脂製ボックスとのコンビネーションでスペース効率を向上。ジェット型ヘルメット2個収納が可能※となる大容量収納スペースを確保しました。
※サイズ・形状によって入らない場合もあります。
5)軽快感と質感を向上させた新しいデザイン
スタイリングはTMAXのアイコンとなるブーメラン形状の折込など、そのDNAを受け継ぎながら、エクステリアでは、精悍で引き締まったフロント周りと40mm伸びたリアアームの存在感を強調することによって軽快感のあるスポーティなプロポーションを実現しました。インテリアでは、塗装部品を増やして新規性を演出、レッグシールド左右のリッドには職人手作りの成形型によるテクスチャーラインを入れるなど高級セダンのようなイメージを醸し出すエレガントな印象を実現しました。カラーリングでは、金属感を強調しエレガントな佇まいを感じさせる”マットブルー”を「DX」に設定、随所にヤマハレーシングスピリットを感じさせるブルーを配色しスポーティ感を強調した”マットシルバー”を「SX」に採用。”ダークグレー”を両グレードに設定しました。
6)その他の新フィーチャー
2連アナログ&3.5インチモノクロームTFTメーターパネル、モーターサイクル感覚の走りにあわせた新ライディングポジション、メインスタンドのロック/解除等機能も可能なスマートキー、グリップヒーター&メインシートヒーター(DX)、クルーズコントロールシステム(DX)、電動調整式スクリーン(DX)など。
従来からの特徴
■360度クランク直列2気筒エンジン■往復ピストンバランサー■軽量アルミ製鍛造ピストン■セミドライサンプ■41㎜径倒立式フロントサスペンション■フロントラジアルマウント式キャリパー(対向ピストン4ポット、フローティング)
「XP530A/XP530DA TMAX」主要仕様諸元
※1:調整式スクリーン最下位置時
※2:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装
備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※3:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率です。
※4:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験
結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
「TMAX530」 変更点フィーチャーマップ
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