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アイドリングストップ車用鉛蓄電池が日産自動車「新型セレナ」に採用【GSユアサ】
2016年10月24日
㈱GSユアサ(社長:村尾修、本社:京都市南区。以下、GSユアサ)のアイドリングストップ車用鉛蓄電池(以下、IS車用鉛蓄電池)の最新モデルが、日産自動車㈱(社長:カルロスゴーン、本社:神奈川県横浜市西区。以下、日産自動車)の5代目「新型セレナ」に採用されました。
日産自動車が8月24日に発売した「新型セレナ」は、最新の運転支援システム「プロパイロット」※1を採用するとともに、4代目セレナから引き続きS-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)システムを搭載しています。
S-HYBRIDシステムは、最適な鉛蓄電池を用いることで減速回生エネルギー※2を十分に受け入れることができます。その結果、長時間のアイドリングストップやモーターによるトルクアシストが可能となり、車両の燃費を向上させることができます。
GSユアサは2009年に初めてIS車用鉛蓄電池を市場に投入しました。それ以降も継続的に開発を進め、今回、採用された最新モデル「S-95」、「K-42」では、従来の始動用鉛蓄電池と比べて「回生充電受入性能」を約3倍、「耐久性能」を約4倍まで飛躍的に向上させています。今回の採用は、GSユアサのIS車用鉛蓄電池がS-HYBRIDシステムの高度なエネルギーマネジメントに最適と評価いただいたことで実現しました。
GSユアサはIS車用鉛蓄電池を国内・海外の拠点で生産販売しており、今回採用された日産自動車の「新型セレナ」をはじめ、各新車メーカーの多くの車両に採用いただいています。
今後さらなる技術革新およびラインアップ拡充を進め、世界的なIS車普及への対応を通じて、環境負荷低減とお客様の安心・快適なドライブに貢献してまいります。
【GSユアサ製IS車用鉛蓄電池の特長】
1.高い回生充電受入性能を実現
負極活物質のカーボン添加技術、電解液への新規添加剤技術を採用
2.耐久性能の飛躍的な向上を実現
正極活物質の高密度化・劣化抑制添加剤技術、負極耳部の耐食性合金表面被膜処理を採用
※1 高速道路の単一車線内で、カーブ走行を含め、常に前走車との車間距離を保持しながら、追従走行を可能とする
システム
※2 ブレーキ制動時の減速時の運動エネルギーを、電気エネルギーとして回収すること。大きなエネルギーが得られ
るが、ブレーキ制動時間は数秒から10秒程度と短時間であるため、蓄電池には、短時間で多くの充電電流を受け
入れる回生充電受入性能が要求される。
[この件に関するお客様からのお問い合わせ先]
㈱GSユアサ 自動車電池事業部 営業本部 直需営業部 東日本営業グループ
TEL 03-5402-5750
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