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「FJR1300AS/A」を大幅に刷新して発売【ヤマハ発動機】

2016年6月9日

6速ミッション、コーナリングランプ採用などで、
さらにツーリング性能・スポーツ性を向上
「FJR1300AS/A」を大幅に刷新して発売


ヤマハ発動機㈱は、1,297cm³の水冷・直列4気筒エンジンを搭載し、長距離ツアラー性能とスポーツ性を兼ね備え、スポーツツアラーとしての資質をさらに磨き上げた「FJR1300AS」および「FJR1300A」を2016年7月25日より発売します。

「FJR1300AS」「FJR1300A」は、ベテランライダーが“よりダイナミックに走りを楽しむためのパートナーとしての熟成”をポイントに開発しました。6速トランスミッション採用、ヘッドランプやテールランプまわりのデザイン一新など、より楽しく、より快適に走りを楽しむための新装備を織り込みました。
新たな特徴は、1)6速トランスミッション、2)A&Sクラッチ※1、3)立体感あるフロントビューとLEDヘッドランプ、4)コーナリングランプ※2、5)新デザインマルチファンクションメーターなどです。
なお、「FJR1300AS」は、標準モデル「FJR1300A」をベースに、クラッチ操作なしでシフトチェンジが可能なYCC-S(ヤマハ電子制御シフト)と電動調整サスペンションなどを採用した上級モデルです。

※1 : 「FJR1300A」のみ、※2 : 「FJR1300AS」のみ



>> 「FJR1300」製品情報


主な変更点

1)セパレートドッグ構造、ヘリカルギア採用の6速トランスミッション
快適な高速巡航性のために、6速トランスミッションを新たに採用しました。現行の5速にプラスした6速ではなく、ギアごとに効率よく駆動力を引きだすギアレシオを設定、全域での滑らかな繋がり感を支えています。
このトランスミッションでは、当社モーターサイクル初となるセパレートドッグ構造を採用。ギアとドッグを別体としてギアの噛み合い姿勢を高精度で維持します。さらに、各ギアは従来のスパーギア(平歯車)に替えてヘリカルギア(斜歯車)を採用。平歯車に比べて噛合い率を十分に確保できることからコンパクト化が可能となっています。これらの特徴により現行サイズを維持しながら6速化を実現しています。また、6速化による部品増にもかかわらず軽量化も図っています。

2)A&Sクラッチの採用(「FJR1300A」のみ)
より快適なシフト操作を実現するため、アシストカムとスリッパーカムの2種のカムを設けたA&S(アシスト&スリッパー)クラッチを採用しました。クラッチレバーの操作荷重を低減するとともに、減速時の穏やかな車体挙動により市街地での軽快な走りに貢献しています。

3)立体感ある新デザインフロントビューと新型2眼ヘッドランプ、フルLED灯火器
カウル及びヘッドランプのアウターレンズの形状は継承しつつ、ヘッドランプのデザインを一新しました。「FJR1300AS」と「FJR1300A」ではそれぞれ異なるデザインアプローチにより、個性化を図っています。 新型2眼ヘッドランプは、片眼内にハイビーム・ロービームをそれぞれ受け持つLEDがあり、ロービームでは外側2灯、ハイビームでは内側2灯が追加点灯します。またリアコンビネーションランプ、ライセンスランプ、ポジションランプにもLEDを採用し、先進性と高級感を演出しました。

4)夜間のコーナーで、ライダー負担軽減を図るコーナリングランプ(「FJR1300AS」のみ)
ヤマハ初のコーナリングランプ(LED)を採用しました。走行中、バンク角に応じて、イン側前方を照射する“コーナリングランプ”が順次自動点灯し、照射エリアを広げることで、夜間走行でのライダーの負担軽減を図るものです。バンク角の検出は、搭載の「IMU」(Inertial Measurement Unit)の高速演算処理で行い、CAN通信による「コーナリングランプコントロールユニット」で作動する仕組みです。ロービーム、ハイビームいずれの場合も、浅いバンク角ではイン側のコーナリングランプの1個が点灯、バンクが深くなるにつれて2個目、3個目が追加点灯します。


5)新デザインのマルチファンクションメーター
3連独立マルチファンクションメーターは、ガンメタの枠で囲むデザインとして、落ち着いた高級感を一層際立たせました。またメーターアッパーケース表面は低反射化処理を施しました。タコメーター盤面にはRシリーズ系を思わせるスポーティーな新作の専用フォントを採用しました。デジタル表示メーター液晶もアップデートし、液晶バー表示の燃料計はブロックバータイプに変更、みやすい表示となっています。

「FJR1300AS」「FJR1300A」主要仕様諸元 【 】内はFJR1300A

*1 : 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
*2 : 定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
*3 : WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。

「FJR1300AS」「FJR1300A」フィーチャーマップ

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