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組立て後にトリミング不要な高精度16V耐圧オペアンプを発表【STマイクロエレクトロニクス】
2016年5月13日
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、高精度かつ、広範な動作電圧と高い堅牢性を兼ね備えた16V耐圧オペアンプの新製品 TSX7シリーズを発表しました。低入力オフセット電圧、同相信号除去比(CMRR)、および低温度ドリフトが、回路組立て後のトリミングおよび較正を不要にすると同時に、車載対応の広範な動作温度範囲(-40℃~125℃)における安定した性能を実現します。
この新製品は、STの先進的なアナログ回路技術(18V耐圧)と、低消費電力オペアンプ(TSX5、TSX6、TSX9シリーズ)の実績をベースに開発されました。
TSX7シリーズは、小さな入力バイアス電流と、低消費電力と利得帯域幅積(GBW)の組み合わせによる高い電力効率を特徴としており、消費電力に制約のあるセンサ信号のコンディショニングに理想的です。また、広範な電源電圧と厳しい動作条件下での安定性、最大4kV(Human Body Model)のESD(静電放電)耐性が、産業用機器、ビルディング・オートメーション、医療用機器、LED照明、車載用電子制御ユニット(ECU)等のアプリケーションに最適です。さらに、レール・ツー・レールの入出力機能により、ローサイドとハイサイドの電流測定にも柔軟に使用することができます。
特徴
・最大入力オフセット電圧 : 200μV(25℃動作時)
・最小保証CMRR : 91dB
・最大温度ドリフト : 2.5μV/℃
・消費電力とGBWの組合せによる高い電力効率 :GBW 2.7MHz品 Icc最大850μA/GBW 9MHz品 ゲイン10以上
現在、TSX7シリーズは量産中で、1,000個購入時の単価は約0.52ドルです。
詳細ならびにデータシートは、http://www.st.com/tsx7series-prをご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2015年の売上は69.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
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