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リチウムイオン二次電池用カーボンナノファイバー製品の販売を目的とする合弁会社の設立について【三菱マテリアル/電気化学工業】

2011年11月10日

三菱マテリアル㈱(社長:矢尾宏、以下三菱マテリアル)と電気化学工業㈱(社長:吉髙紳介、以下電気化学)は、カーボンナノファイバー製品の販売を目的とする合弁会社を設立しましたので、お知らせいたします。

1. 背景と目的

三菱マテリアルと電気化学は、本年4月26日にリチウムイオン二次電池用導電助剤等に関する共同事業化につき検討を開始したことを公表後、その具体化に向け準備を進めてまいりました。
リチウムイオン二次電池やリチウムイオンキャパシタの市場は、今後急速な拡大が見込まれており、カーボンナノファイバー、アセチレンブラック及びそれらの複合材料は、導電助剤として重要な役割を担うものと期待しています。とりわけカーボンナノファイバーは、正負極材に添加することなどにより高寿命化や高出力化が図られるキーマテリアルであり、今回その販売及びマーケティングを主な目的とする合弁会社を設立しました。
これまで、カーボンナノファイバー及びその分散液等の二次加工製品は、三菱マテリアルより提供し、リチウムイオン二次電池メーカーを中心に評価をいただいております。一方、アセチレンブラックは、電気化学より提供し、多数のリチウムイオン二次電池メーカーで採用していただいております。今回設立した合弁会社は、カーボンナノファイバー製品を中心にアセチレンブラックを含むリチウムイオン二次電池用導電助剤等に関する三菱マテリアルと電気化学との販売窓口を一本化し、需要家の多様な要望に両社一体となって応える体制を整えたものです。合弁会社における初年度平成24年度3月までの売上規模は、約4億円を見込んでおります。
なお、カーボンナノファイバー及びアセチレンブラックの複合化製品等の開発は、三菱マテリアル及び電気化学が共同して行う計画です。

2. 新会社の概要

商号 : エムディーナノテック株式会社(英文名 : MD Nanotech Corporation)

本社所在地 : 東京都千代田区大手町1-7-2

代表者 : 小木勝実(代表取締役)

URL : http://www.mdnanotech.jp

E-MAIL : info@mdnanotech.jp

資本金 : 10百万円

出資比率 : 三菱マテリアル50%、電気化学50%

営業開始日 : 平成23年10月3日

事業範囲 : 二次電池関連材料及び導電性材料のマーケティング及び販売

取扱製品 : カーボンナノファイバー製品及びその二次加工製品ならびに二次電池用
アセチレンブラック

3. 会社概要

(1) 三菱マテリアル株式会社の概要
商号 : 三菱マテリアル株式会社

本社所在地 : 東京都千代田区大手町1-3-2

代表者 : 矢尾宏(代表取締役社長)

設立年 : 1950年(昭和25年)、1871年(明治4年)創業

資本金 : 119,457百万円(2011年3月31日)

売上高 : 1,333,992百万円(2011年3月期連結)

従業員 : 21,762名(2011年3月31日連結)

決算期 : 3月

事業内容 : 非鉄金属・セメントなどの基礎素材、金属加工・アルミ缶製造、
半導体関連・電子製品、エネルギー・環境ビジネス

(2) 電気化学工業株式会社の概要
商号 : 電気化学工業株式会社

本社所在地 : 東京都中央区日本橋室町2-1-1

代表者 : 吉髙紳介(代表取締役社長)

設立年月 : 1915年(大正4年)5月

資本金 : 36,998百万円(2011年3月31日)

売上高 : 357,893百万円(2011年3月期連結)

従業員 : 4,768名(連結)

決算期 : 3月

事業内容 : 有機系素材事業、無機系素材事業、電子材料事業、樹脂・加工製品事業


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