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スノーモビル国内向け2017年モデル「VK540V」を発売【ヤマハ発動機】
2016年3月2日
業務を支える走行・実用性能に磨きを掛けてモデルチェンジ
スノーモビル国内向け2017年モデル「VK540V」を発売
ヤマハ発動機㈱は、エンジンや外観の一部仕様を変更した「VK540V」をはじめ、スノーモビル国内向け2017年モデル3機種を、2016年3月2日から全国のヤマハスノーモビルショップで予約受付を開始、2016年11月1日に発売します。
「VK540V」は、業務を中心に幅広い用途で使用できるヤマハスノーモビルの人気モデル。2017年モデルでは、エンジンや外観を総合的に見直し、業務用途を支える走行・実用性能に磨きを掛けました。
新たな特徴は、1)新型キャブレターの採用を含めた吸排気系、点火システムの変更などにより、低燃費化と排ガス浄化性の向上を図った2ストロークエンジン、2)航続距離を向上させる44L大容量燃料タンク、3)風や雪の巻き込み・浸入を低減する、機能的でスタイリッシュなボディカウルとウインドスクリーン、4)快適性を向上させたフラットタイプのシートなどです。
スノーモビルの国内市場は年間約600~800台で推移しており、主に降雪地での移動・運搬、スキー場や営林署・電力会社等でのパトロールなどで使われています。当社は国内唯一のスノーモビル完成車メーカーとして、寒冷地の様々な雪上業務を支えていきます。
なお、「VK Professional II」、「Venture Multi Purpose」については昨年からの継続販売となります。
>> 「スノーモビル」製品情報
「VK540V」の主な特徴
1)走行性能を高めた
2ストローク・535cm3エンジン
定評ある2ストローク・535cm3・直列2気筒エンジンは、新型キャブレターの採用を含めた吸排気系の見直しや、デジタル式点火システムの採用などにより、燃費、排出ガス浄化性を高めました。
2)航続距離を延ばす大容量燃料タンク
燃料タンクを従来モデルの31Lから44Lへと大容量化しました。低燃費化と合わせて航続距離が大幅に向上しました。
3)機能的でスタイリッシュな新作ボディカウルとウインドスクリーン
ボディカウルとウインドスクリーンは、流体解析と官能評価を行って新設計しました。これにより、スタイリッシュな外観としたほか、エンジンルーム内への雪の浸入を低減し、ライダーや同乗者に対する風や雪の巻き込みを少なくして、高い信頼性を確保しながら、快適性を向上しました。
4)乗車姿勢の自由度が高く快適な新作フラットシート
ウレタン発泡材を使用した新作シートは、フラットな座面かつ最適な高さに設定することにより、乗車姿勢の自由度を高め、長時間走行においての疲労を軽減しました。また、シート下には長尺物も入るトランクを装備しています。
5)新型トラック/Pro Comfortリアサスペンション
雪面に駆動力を伝えるトラックのラグ(雪面を捉える突起部)を、従来モデルより高くした、長さ154×幅20×高さ1.5インチの新型トラックを採用しました。トルクフルなエンジンと合わせて、深雪面での走行性能を向上しています。
6)機能向上を図る外装パーツ
新作ステップボードは、足元の踏ん張りを維持するため、穴空け加工して雪だまりを防ぎ、穴の周囲やボード外縁に滑り止めを施しました。また、ハロゲンヘッドライトは2灯式としてさらに明るくしたほか、雪だまりによる照射能力の低下を抑える配置およびレンズ形状を採用しました。さらに、長寿命・省電力で視認性の高いLEDテールランプ、DC電源ジャック、バックミラーを追加して機能向上を図りました。
「VK540V」 主要仕様諸元
「VK540V」フィーチャーマップ
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