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宇宙用リチウムイオン電池、採用数110機以上に到達【GSユアサ】

2015年12月17日

GSユアサの宇宙用リチウムイオン電池、採用数110機以上に到達
~軌道投入総容量は世界トップクラスへ~


㈱GSユアサ(社長:村尾修、本社:京都市南区。)の子会社である、㈱ジーエス・ユアサテクノロジー(社長:関口昌秀、本社:京都府福知山市。以下、GYT)が製造する宇宙用リチウムイオン電池は、人工衛星や宇宙ステーション補給機などの宇宙機への採用数が110機を超えました。2015年度末には軌道へ投入された総容量は世界トップクラスである2.3MWhとなります。さらに、総容量は2017年末までにほぼ倍増することが見込まれています。

GSユアサグループは、1980年代後半からリチウムイオン電池の開発を開始し、宇宙用リチウムイオン電池の製造は1998年からおこなっています。数多くの宇宙プロジェクトを通して得た知識と、研究開発の結果に基づいて2011年に発売した第3世代のリチウムイオン電池は、ベースとなるケミストリおよび構造を第2世代から変化させることなく大幅な性能向上を実現しました。さらに業界をリードする採用実績が認められ、有人対応ミッションへの採用が決まっています。

GYTは10年以上の経験と累計数百年分の寿命評価データをもとに、様々なケースにおいて、正確に性能・寿命を予測できる宇宙用リチウムイオン電池の寿命モデルを開発・検証してきました。その予測結果をもとにして、私たちはお客様とともに各ミッションの独自の要求を満足する最適な電池容量およびバッテリ構成の検討を行っています。

GSユアサグループは、業界トップクラスを誇る宇宙用リチウムイオン電池の打ち上げ実績をさらに積み重ねて、これからもお客様に安心と成功をお届けします。

※当社推定


【GYTの宇宙用リチウムイオン電池の特徴】
高エネルギー密度
低く安定した内部抵抗
優れた寿命性能
宇宙用に認定
42Ahから200Ahまでの幅広いラインアップ


【GYTの宇宙用リチウムイオン電池の実績】

累計2.3MWhの容量を軌道に投入(世界トップクラス)
有人対応ミッションを含む110機以上の衛星の電源として採用
設計寿命15年以上
実運用実績10年以上
軌道上での異常、不具合ゼロ


【写真】宇宙用リチウムイオン電池



[この件に関するお客様からのお問い合わせ先]
㈱ジーエス・ユアサテクノロジー営業部 TEL 03-5402-5867








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