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米国でダウンサイジング直噴ターボエンジン用システム製品が初搭載【ケーヒン】

2015年10月14日

ケーヒンでは、環境規制や燃費改善などのニーズにあわせ、ダウンサイジング直噴ターボエンジン用システムを2015年4月から日本で供給しており、このたび米国で発売されるダウンサイジング直噴ターボエンジン搭載車に同システム製品が当社で初めて搭載されました。

ダウンサイジング直噴ターボエンジン向けシステム製品では、労働集約型の前工程は労働コストの優位性があるメキシコで、部品精度が要求される後工程はインジェクター生産の実績のある米国インディアナにそれぞれ設置し、米州の総合力を最大限に活かし9月2日から量産を開始した直噴エンジン対応インジェクターが搭載されています。
くわえて、電子制御ユニットは米国ノースカロライナ、インテークマニホールドは米国インディアナでそれぞれ生産し、電子制御スロットルボディついてはメキシコで生産することで、競争力のあるダウンサイジング直噴ターボエンジン向けシステム製品の供給を実現しております。
また同車種には、空調製品としてHVACとコンデンサーが搭載されており、HVACについては構成部品の新規開発と内部構造の見直し等で同社従来製品に比べ、必要性能を確保しながら、10%以上の小型化と20%以上の軽量化を実現。また、日本の生産技術を活用した自動化ライン導入により米国オハイオのラインでは50%の生産性向上を図っております。
なお、これらすべての製品は、北米やメキシコをはじめ、グローバルで部品を調達することで、高い競争力を実現しております。


米国で発売される ダウンサイジング直噴ターボエンジン搭載車に搭載された当社製品


また、北米では好調な北米市場を背景にした需要拡大に対応して、北米とメキシコで生産能力400万本の直噴エンジン対応インジェクター設備を今秋に設置したほか、米国インディアナで生産するインテークマニホールドのラインを追加し北米全体での生産能力を約15%拡大し125万台とし、さらに米国ノースカロライナで生産する電子制御ユニットのラインについても生産能力を約20%拡大し230万台とするなど、米州での最適な供給体制を構築しました。
ケーヒンは、これからも環境性能に優れた魅力ある製品を開発し、グローバルに供給してまいります。








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