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東京都で燃料電池バスの実証実験を実施【トヨタ自動車】
2015年7月21日
トヨタ、日野、東京都で燃料電池バスの実証実験を実施
トヨタ自動車㈱(以下、トヨタ)と日野自動車㈱(以下、日野)は、7月24日から30日にかけて、東京都において燃料電池バス(以下、FCバス)の実証実験を実施する。
具体的には、燃料電池自動車(FCV)「MIRAI(ミライ)」向けに開発したシステム「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)*1」を搭載したFCバスで、非常時を想定した外部電源供給システムの公開給電実証と、路線バスなど公共交通としての実用性を確認する走行実証を、東京都の協力を得て実施する。大都市における非常時の給電機能の実用性や、都内道路環境における走行性能を検証することにより、FCバスの技術開発を着実に推進していく。
水素を燃料として自ら発電して走るFCバスは、将来の水素社会実現に寄与する輸送手段として期待されており、トヨタと日野は、FCバスの市場導入に向けて技術開発を加速していく。
【実証実験の実施計画】
1. 外部電源供給システム公開給電実証
● 実施期間 2015年7月25日(土)
● 実施場所 東京都環境科学研究所(江東区)
● 使用台数 1台
2. 走行実証
● 実施期間 2015年7月24日(金)、27日(月)から30日(木)
● 実施場所 東京都都心部および臨海地域
● 使用台数 1台
【車両概要】
1. 開発
● トヨタと日野が共同で開発したFCバスであり、日野のハイブリッド ノンステップ路線バスをベースに、FCV「MIRAI」向けに開発
したTFCSを搭載。出力を高めるためにFCスタック及びモーターなどを2個搭載するほか、高圧水素タンクを8本搭載し、バス
用に最適な設計を実施。
● TFCSはトヨタ、シャシーをはじめバス本体は日野が担当。
*1 FCスタック、モーター、高圧水素タンク、FC昇圧コンバーター、駆動用バッテリーなどで構成される。
*2 Vehicle to Homeの略。車両からの電力を施設の電気配線を通じて供給するシステムの一般的な呼称
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