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スエード調人工皮革 ウルトラスエード®が富士重工業「インプレッサ SPORT HYBRID」に採用【東レ】
2015年6月30日
東レ㈱(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)が展開するスエード調人工皮革 ウルトラスエード®は、このたび、富士重工業㈱(本社:東京都渋谷区、社長:吉永泰之、以下「富士重工業」)が7月10日に発売するスポーツハッチバック「インプレッサ SPORT HYBRID(スポーツハイブリッド)」のシートに採用されました。ウルトラスエード®ブランドが国内で生産されるハイブリッド車に採用されるのは、今回が初めてです。
スエード調人工皮革 ウルトラスエード®は、1970年に東レが独自の超極細繊維の生産・加工技術をベースに開発した、天然スエードのような風合いを持つ先端素材です。40年を越える歴史の中で培った、優れた質感や高い機能性は、ファッションの世界をはじめインテリアや雑貨、産業用途など様々な分野で上質な高級素材として高く評価されています。
「インプレッサ SPORT HYBRID」は、優れた燃費性能と、軽快な加速と上質でスポーティーなハンドリングにより、ハイブリッドモデルならではの走りの愉しさと快適性を両立したモデルです。
ウルトラスエード®は、天然皮革に比べ暖房時に温まりやすく、また冷房時に冷めやすいという特長があることから、シート温度の快適性に優れています。また、ウルトラスエード®を使用したシートは、適度なグリップ性があるため、運転時に滑りにくいという特長があります。さらに、ウルトラスエードは、様々な意匠を施す加工性や発色性に優れた素材です。今回、採用されたウルトラスエード®は、シルバーグレーの生地に細かい穴を開けたパンチング加工を施したものです。
これらの機能性に加え、ウルトラスエード®の上質な質感とシルバーグレーの爽やかな印象が「インプレッサ SPORT HYBRID」のコンセプトと合致したため、今回の採用にいたりました。
東レは、長期経営ビジョン”AP-Growth TORAY 2020″において、東レグループが目指す企業イメージのひとつに先端材料の東レを掲げています。
当社のウルトラスエード®は、先端テクノロジーを用いた斬新で多彩な商品バリエーションと「メイド・イン・ジャパン」のクールなイメージをブランドアイデンティティとする先端素材です。お客様の用途や使用目的に応じたニーズに応えるため、天然素材のような質感と合繊ならではの機能性を兼ね備えた先端材料の開発に注力しています。
今後も、東レは高分子化学・有機合成化学といったコア技術を駆使し、サステナブルな地球、社会を実現する機能を持つ先端材料の開発に取り組んで参ります。
<参考>
1. 富士重工業「インプレッサ SPORT HYBRID」
2. 東レのスエード調人工皮革 ウルトラスエード®の採用部位(シート部分)
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