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燃料電池自動車用水素ステーション建設について ~九州初のオンサイト方式商用水素ステーション~【西部ガス】

2015年1月29日

西部ガスは、福岡市東区東浜に商用の燃料電池自動車用水素ステーション「東浜 水素ステーション(仮称)」を建設します。
水素ステーションは、環境性の高さから今後の普及が期待されている燃料電池自動車に、燃料となる水素を供給する設備です。現在、燃料電池自動車の普及に必要なインフラとして全国的な整備が進められており、各自治体においても、官民挙げての取り組みが強く推進されています。そのような中、総合エネルギー企業を目指す弊社においても検討を重ねた結果、建設の運びとなりました。
「東浜水素ステーション(仮称)」は、商用としては九州初となる「オンサイト方式」の水素ステーションとします。オンサイト方式はステーション内で水素を製造するものであり、本ステーションにおいては、都市ガスのインフラを活用することにより都市ガス(天然ガス)を原料として水素を製造し、水素を安定的に供給することができます。また、本ステーションには、燃料電池自動車への水素充填機能のほか、水素製造設備を持たない他のステーション(※)向けに水素を払い出す機能を備える予定です。
弊社は本ステーションの建設や、水素利用の可能性についての幅広い検討を通じ、水素社会実現へ貢献してまいります。

※「水素製造設備を持たないステーション」=オフサイト方式のステーション

【計画概要】

1.   名    称    東浜水素ステーション(仮称)
2.   建設予定地    福岡市東区東浜(現福北工場用地内)
3.   敷地面積    1,300m2
4.   供給方式    オンサイト方式(原料:都市ガス)
5.   供給能力    300Nm3/h
6.   主要構成機器    水素製造装置、水素圧縮機、蓄圧器、ディスペンサー など
7.   水素払出機能    払出圧力 20MPa
8.   運転開始    平成28年3月(予定)

【水素ステーションの主な設備】

・ 水素製造装置    都市ガスと水を約800℃の高温で反応させ、水素を製造する設備
・ 圧縮機    水素を高圧に圧縮する設備(約82MPaまで昇圧)
・ 蓄圧器    圧縮機で圧力を高めた水素を貯蔵する設備
・ ディスペンサー    水素を燃料電池自動車の燃料タンクに充填する設備








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