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トヨタの「マークX“GRMN”」にスエード調人工皮革 ウルトラスエード® が採用【東レ】
2015年1月13日
東レ㈱(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)が展開するスエード調人工皮革 ウルトラスエード®は、このたび、トヨタ自動車㈱(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男、以下「トヨタ自動車」)がGAZOO Racing*1の活動を通じて発売するスポーツコンバージョン車*2「マークX“GRMN*3”」のフロントシートをはじめとする内装材と、「マークX“GRMN”」購入者向けのオーナーズマニュアルケース(車検証入れ)に採用されました。この「マークX“GRMN”」は、2015年6月に100台限定で発売されます。
トヨタ自動車が国内生産の車種にウルトラスエード®を採用するのは、今回が初めてです。
スエード調人工皮革 ウルトラスエード®は、東レが1970年に開発した独自の超極細繊維生産技術をベースにしており、超極細繊維が束状になって緻密に絡み合った天然スエードと同じような構造の先端素材です。その優れた品質・機能性は、ファッションの世界をはじめインテリアや精密機器の部材など様々な分野で高い評価を受けています。
ウルトラスエード®のもつ上質な素材感、滑らかな手触り、美しい発色や様々な表面加工による意匠性と、それらを可能にした先端技術が評価され、この度の採用に至りました。
今回、「マークX“GRMN”」にウルトラスエード®が適用された内装部位は、フロントシートの他、ステアリングホイール、シフトノブ、パーキングブレーキレバー、フロアコンソールボックス、ドアトリムです。
東レは、長期経営ビジョン“AP-Growth TORAY 2020”において、東レグループが目指す企業イメージのひとつに先端材料の東レを掲げています。
ウルトラスエード®は高分子化学、有機合成化学といった東レの持つコア技術を駆使した高機能かつ高感性の先端材料のひとつであり、そのブランドは上質な高級素材として高く評価されています。
当社は、今後とも斬新で多彩なウルトラスエード®の開発を進めることで、日本発の先端テクノロジーによるクールなイメージの素材として、様々な用途に提案し続けてまいります。
*1 : トヨタ自動車が取り組むクルマの楽しみを提供する活動。トヨタ自動車のテストドライバーがレースへの参戦を通じて市販モデルの車両開発を推進するとともに、参加型モータースポーツ等を通じ、「クルマを楽しむ場を広げる活動」を推進。
*2 : 外装や内装、走行性能などを特別仕様とし、少量生産方式で生産したクルマ。
*3 : GRMN:GAZOO Racing*3 tuned by MN
<参考>
1. トヨタ自動車「マークX“GRMN”」
2. 東レのスエード調人工皮革 ウルトラスエード®の主な採用部位
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