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シート骨格機構部品事業を取得【トヨタ紡織】
2014年12月19日
トヨタ紡織がアイシン精機とシロキ工業のシート骨格機構部品事業を取得
~ 開発から生産までの一貫体制を構築し、“もっといいシート”を実現 ~
トヨタ紡織㈱(以下、トヨタ紡織 社長:豊田周平)、アイシン精機㈱(以下、アイシン精機 社長:藤森文雄)、シロキ工業㈱(以下、シロキ工業 社長:松井拓夫)は、自動車用シートの競争力強化を目的に、アイシン精機とシロキ工業がトヨタ自動車㈱(以下、トヨタ)またはトヨタ紡織に供給しているシート骨格機構部品の事業を、トヨタ紡織が取得することに合意しました。
トヨタ紡織は、世界トップのシートメーカーに並ぶシートサプライヤーを目指す中で、シートを構成するシート骨格の技術力と専門性を強化することが重要であると位置づけています。トヨタ紡織のシート骨格事業と、アイシン精機、シロキ工業がトヨタに供給するシート骨格機構部品の事業がひとつになることでさらに技術開発力を高め、自動車メーカーの多様なニーズに対して、より付加価値の高い“もっといいシート”を供給することができると考え、トヨタ紡織よりシート骨格機構部品の事業取得を提案し、トヨタ紡織、アイシン精機、シロキ工業の3社で議論を積み重ねた結果、今回の合意に至りました。
トヨタ紡織、アイシン精機、シロキ工業の3社は、シート骨格部品の開発・生産において、それぞれ事業活動を行う一方で、トヨタへ供給するシートは、自動車内装部品をシステム開発するトヨタ紡織がシート全体をトヨタへ供給し、シート骨格を構成するリクライナー(背もたれ角度調整機構)やスライドレール(前後調整機構)などの機構部品は、アイシン精機及びシロキ工業が部品をトヨタ紡織へ供給しています。
トヨタ紡織は、アイシン精機、シロキ工業が保有するトヨタまたはトヨタ紡織に供給しているシート骨格機構部品の開発・生産機能をトヨタ紡織に順次移管し、開発から生産までの一貫体制を構築します。各国の競争法に基づき必要な手続及び対応が完了することを条件に、2015年中に開発機能を集約するとともに、生産機能を含めた譲渡内容を決定します。
今回の合意内容
① トヨタ紡織、アイシン精機、シロキ工業は、自動車用シートの競争力強化を目的に、各国の競争法に基づき必要な手続及び対
応が完了することを条件に、アイシン精機とシロキ工業がトヨタまたはトヨタ紡織に供給しているシート骨格機構部品の事業をト
ヨタ紡織へ譲渡する
② トヨタ紡織、アイシン精機、シロキ工業は、2015年中に開発機能を集約するとともに、生産機能を含めた譲渡内容を決定する
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