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チタン合金がスポーツバイクのコンロッドに採用【新日鐵住金】
2014年12月17日
新日鐵住金㈱(代表取締役社長:進藤孝生 以下、「当社」)のチタン合金「Super-TIX®51AF」(スーパータイエックス51AF)がヤマハ発動機㈱の新型スポーツバイク「YZF-R1」「YZF-R1M」のエンジン部品であるコンロッドに採用されました。
「Super-TIX®51AF」はチタンにアルミ5%と鉄1%を添加した当社独自のチタン合金で、Ti-6Al-4Vなどの従来型汎用チタン合金と同等の強度を持ちながら、熱間加工性と切削加工性に優れています。この特性によって加工時のコスト低減と生産性の確保を実現し、チタンでの量産化を可能としました。エンジンの往復運動と回転運動をつなぐ役割を持つコンロッドの軽量化は、他の原動機全般の軽量化及びロス馬力低減に貢献致します。また、この合金「Super-TIX®51AF」は、バナジウム等の希少金属を使用せず汎用元素の鉄とアルミを活用しており、貴重な資源の節約にも寄与いたします。
チタンは軽く、強く、耐食性に優れるといった様々な機能のある素材であり、今回、この特性を生かしてエンジン部品の軽量化に貢献いたしました。当社は、今後も二輪車及び四輪車へのチタン製品の適用拡大を進めてまいります。
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