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燃料電池自動車の普及を支援する水素ステーション情報管理サービスの運用を開始【富士通】

2014年12月15日

トヨタ自動車の燃料電池自動車「MIRAI」での利用を皮切りに、今後ニーズに応えたサービスを継続して開発

当社は、国内で初めて、燃料電池自動車に水素を供給する水素ステーションの位置や稼働情報などをリアルタイムに把握することができる水素ステーション情報管理サービスを、自動車会社に向けて提供し、12月15日より運用開始します。

本サービスは、位置情報を活用したクラウドサービス「FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL(フジツウ インテリジェント ソサエティ ソリューション スペーシオウル)」(以下、「SPATIOWL」)を基盤とした、水素ステーション情報を統合的に管理するシステムで、事業者登録された水素供給事業者の協力のもと収集された固定式・移動式水素ステーションの位置や稼働状況などの情報を、燃料電池自動車の利用者のカーナビゲーションやスマートフォンなどの端末にて活用できる情報として提供します。これにより、利用者は安心して燃料電池自動車に乗ることができ、水素ステーションならびに燃料電池自動車の利便性向上と普及に貢献します。

当社は、トヨタ自動車㈱(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田章男、以下 トヨタ自動車)の燃料電池自動車「MIRAI」の発売に合わせ、本日より本サービスを運用開始します。今後、当社は、水素ステーションならびに燃料電池自動車の利便性向上と普及を目指し、自動車会社および水素供給事業者のニーズに応えたサービスを継続して開発してまいります。

背景

地球温暖化や大気汚染の改善など環境保全が求められる昨今、将来的に二酸化炭素排出ゼロとなる可能性を持つ水素を燃料とした燃料電池自動車が注目されています。そのような中、日本を初め世界中で、水素供給設備である水素ステーションの需要拡大が見込まれています。

水素ステーションは、固定式と移動式の2種類の提供が予定されているため、統合的に管理した位置情報や稼働情報を燃料電池自動車の利用者に提供することで、利便性を図ることができます。

当社はこのようなニーズに対応するため、国内で初めて水素ステーション情報を管理するシステムを開発し、このたび、トヨタ自動車の燃料電池自動車「MIRAI」の発売に合わせ、サービス運用を開始します。

本サービスの概要

本サービスは、事業者登録された水素供給事業者により入力された水素ステーションの位置と稼働状況を「SPATIOWL」上で統合します。情報提供先である自動車会社のセンターを介して、燃料電池自動車の利用者のカーナビゲーションやスマートフォンなどの端末にリアルタイムに水素ステーションの情報を伝達します。


図. 水素ステーション情報管理サービスのシステム概要図

トヨタ自動車の事例

トヨタ自動車では、12月15日より発売する燃料電池自動車「MIRAI」向けのMIRAI「T-Connect DCMパッケージ」で提供されるナビ専用アプリApps(アップス)「水素ステーションリスト」と、スマホアプリ「Pocket MIRAI」上で、水素ステーション情報を「MIRAI」利用者に提供します。


写真1 ナビ専用アプリApps「水素ステーションリスト」の画面(トヨタ自動車提供)

写真2 スマホアプリ「Pocket MIRAI」の画面(トヨタ自動車提供)

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